米失業率は3.5%に低下し労働市場の強さを示唆、米ドル買いが進行

【米国】

為替(2023年4月8日  6時00分)
米ドル円           USD/JPY  132.16  (円)
ユーロ米ドル    EUR/USD  1.0905  (米ドル)
ユーロ円           EUR/JPY   144.08  (円)
ポンド円           GBP/JPY   164.06  (円)
ポンド米ドル    GBP/USD  1.2413  (米ドル)
 
4月7日のニューヨーク外国為替市場では、米国株式市場が休場のなか、米雇用統計の結果が材料視された。この日発表された米雇用統計の非農業部門雇用者数(前回311千人、予想239千人、結果236千人)はほぼ市場予想通りの結果だったが、失業率は3.5%と市場予想の3.6%を下回った。これを受けて市場では5月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で0.25%の利上げが行われるとの見方が強まり、米ドルが進行した。
 
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が3.96%、10年債が3.40%となっている。
 
米ドル円は米雇用統計を受けて上昇したあと、売り買いが交錯する展開となった。132.13円で取引を開始すると、高値132.29円と安値132.02円の範囲で推移。132.16円で取引を終えた。
 
ユーロドルは1.0904ドルで始まると、一時は1.0916ドルまで上昇。ただし、買いは続かず反落すると、一時は1.0894ドルまで下落した。引けにかけてはやや値を戻し、1.0905ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2413ドル近辺での取引となっている。
 
ユーロ円は米ドルと同様に小幅の値動きに終始した。144.04円で取引を開始。高値144.22円と安値143.96円の範囲で推移し、144.09円で取引を終えた。
 
*株式市場・商品先物市場はグッドフライデーの祝日により休場
 
債券・商品先物
米国債10年                  3.4028%  (+0.098)
 
 

【日本】 米雇用統計前で手掛かり材料なく方向感を欠く

 
為替(17時)
4月7日の東京外国為替市場では、主要通貨ペアは方向感のない展開となった。手掛かり材料を欠くなかで積極的に手掛ける材料が乏しかったものの、米ドル円は底堅く推移した。この日は米国株式市場が休場だったことに加え、米雇用統計の発表を控えて全体として様子見ムードが優勢となった。
 
米ドル円は131.84円で取引を開始すると、方向感を欠く展開に終始。高値131.95円と安値131.57円の範囲で上下した。終盤にかけては底堅さを見せ、131.81円で取引を終えた。
 
ユーロドルは1.0917ドルで始まり、狭い値幅での変動に終始した。若干ながら徐々に上値を切り下げる展開となり、一時は1.0912ドルまで下落した。1.0916ドルで取引を終えている。
 
ユーロ円は143.91円で取引を開始。米ドル円と同様に方向感の出にくい展開となり、高値144.02円と安値143.63円のレンジでの売り買いが続いた。143.85円で取引を終えた。
 
債券
10年長期金利 0.454% (-0.012)
 
 

【注目の市場イベント】
4月12日:米消費者物価指数(CPI)
4月13日:米生産者物価指数(PPI)
4月14日:米小売売上高、米ミシガン大学消費者信頼感指数
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