イランが条件付きで戦闘終結合意案を提示したことで、「有事のドル買い」を巻き戻す動きが先行した

【米国】全般でドル売りが先行したが、原油価格や米金利の上昇をうけて、ドルは買い戻された

為替(2026年4月28日  6時00分)
米ドル円          USD/JPY   159.34(円)
ユーロ米ドル   EUR/USD  1.1718(米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   186.73(円)
ポンド円          GBP/JPY   215.59(円)
ポンド米ドル   GBP/USD  1.3522(米ドル)

 
4月27日のニューヨーク外国為替市場は、「イランが米国が封鎖しているホルムズ海峡の開放を条件に、戦闘終結で合意する案を提示した」との報道から「有事のドル買い」を巻き戻す動きが優勢となった。ただ、原油先物価格が97ドル台まで上昇したことや、米10年債利回りが3.40%台まで上昇した事もあり、積極的にドル売りを進める展開とはならなかった。
 
米ドル円は、イランが核交渉を先送りするとのニュースからドル売りが優勢となっていたが159.10円台では底堅く推移し、原油価格の上昇や米10年債利回りの上昇を受けて、ドル円では買戻しが優勢となり午前2時台には159.46円まで上昇した。ただ、中東情勢を巡る先行き不透明感は根強く上値は抑えられた。
 
ユーロドルは、「イランが条件付きで、戦闘終結への合意案を提示」との報道からドル売りが進み1.1755ドルまで上値を伸ばした。もっとも買い一巡後にはWTI原油先物価格が上昇したことや米10年債利回りが上昇したことで、伸び悩んだ。中東情勢の先行き不透明感も根強く午前4時前には1.1718ドルまで下押した。
 
株式
NYダウ平均       USD   49,230.70              -79.61(-0.16%)
NASDAQ総合    USD   24,836.60              +399.52(+1.63%)
S&P 500             USD    7,165.07               +56.66(+0.79%)

株式市場は、米国とイランの交渉を巡る不透明感が根強い中で売りがやや優勢となった。ただ、ゴールドマン・サックスやエヌビディアなどが買われ、相場を下支えした。その一方で、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、史上最高値で取引を終えた。
 
債券・商品先物
米国債10年                             4.304%      (-0.023%)
NY原油(WTI)     USD/バレル   93.11         (-2.41%)
NY金(COMEX)  USD/オンス   4,725.4      (+0.35%)
 

【日本】米国・イランの和平協議進展への期待感も高まり、日経平均株価は終値で初めて6万円台となった

 
為替(17時)
4月27日の東京外国為替市場は、週末に米国とイランの和平協議が合意に至らなかったものの、「イランが条件付きで合意案を提出した」との一部報道を受けて、「有事のドル買い」を巻き戻す動きが優勢となった。日経平均株価も一時6万900ドル台まで上昇し、終値で初の6万ドル台となった。
 
米ドル円は、週末に米国とイランの和平協議が合意に至らなかったことで、ドル買いが先行したものの、「イランは米国に対し、海峡再開と核協議延期を条件とした合意案を提示した」との一部報道で、「有事のドル買い」を巻き戻す動きが強まり13時台には159.15円まで下押した。その後は159.48円まで下げ渋ったが、一時的で17時までには159.22円まで再び売られた。
 
ユーロドルは、週末の米国とイランの和平交渉が合意に至らなかったことで有事のドル買いが先行し、早朝には1.1699ドルまで下押した。その後は「イランが条件付きで合意案を提示した」との報道もあり、買戻しが優勢となり13時前には1.1732ドルまで上値を伸ばした。もっとも原油価格の高止まりも重しとなり、積極的に上値を試す展開とはならなかった。
 
ユーロ円は、安く始まったもののドル円の上昇につれて買いが序盤から強まると10時過ぎには186.89円まで上値を伸ばした。日経平均株価が6万円台まで大幅に上昇したことも相場の支えとなった。ただ、ドル円が伸び悩んだことや日経平均株価も伸び悩んだことで一時186.70円まで下押したが、ユーロドルの上昇も背景に17時過ぎには187.03円まで上値を伸ばした。
 
債券
日本国債10年   2.470%     (+0.038)
 

【市場主要イベント】
28日 日   日銀金融政策決定会合
   日   植田日銀総裁の会見
29日 加   カナダ銀行政策金利発表
   米   FOMC政策金利発表
30日 独   国内総生産
   ユーロ 国内総生産
   ユーロ 消費者物価指数
   米   個人消費支出
1日   米   ISM製造業景況指数
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