米・イランの和平協議を巡る先行き不透明感は根強く、全般でドル買いが先行した

【米国】アラブ首長国連邦が石油輸出国機構からの脱退を表明し、上昇していた石油価格は急落した

為替(2026年4月29日  6時00分)
米ドル円          USD/JPY   159.61(円)
ユーロ米ドル   EUR/USD  1.1712(米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   186.92(円)
ポンド円          GBP/JPY   215.77(円)
ポンド米ドル   GBP/USD  1.3516(米ドル)

 
4月28日のニューヨーク外国為替市場は、米リッチモンド連銀製造業指数(予想:1、結果:3)が市場予想を上回る悔過kとなったことから、全般でドル買いが先行した。また米・イランの協議を巡る先行き不透明感も原油高を上昇させドル買いを促した。ただ、アラブ首長国連邦が石油輸出国機構(OPEC)からの脱退を表明すると原油価格は下落し、併せてドルが売られた。
 
米ドル円は、日銀の植田総裁の発言から日銀の早期利上げ観測が後退した事で円売りが進んだ流れを引き継ぎ、21時過ぎには159.78円まで上値を伸ばした。ただ、24日の高値159.84円が目先のレジスタンスとして意識されると売り戻された。もっとも米リッチモンド連銀製造業指数が市場予想を上回ったこともあり、下値は限定的だった。
 
ユーロドルは、米・イランの戦闘終結へ向けた協議を巡る先行き不透明感からWTI原油先物価格上昇すると、ドル買いが優勢となり21時過ぎには1.1677ドルまで下押した。ただ、アラブ首長国連邦が石油輸出国機構(OPEC)から脱退することを表明すると、原油価格は一転して売りが優勢となったことでドル売りが進み、午前3時前には1.1717ドルまで買い戻された。
 
株式
NYダウ平均       USD   49,141,92              -88.78(-0.18%)
NASDAQ総合    USD   24,665.39              -171.21(-0.68%)
S&P 500             USD    7,138.81               -26.26(-0.36%)

株式市場は、NYダウ平均は足もとで相場の下落が続いた後だけに短期的な戻りを期待した買いが先行したものの、一巡後は売りに押された。米国とイランの戦闘終結に向けた協議の先行き不透明感が引き続き重しとなった。ハイテク関連株比率が高いナスダックは前日に史上最高値を更新した後だけに売りが出やすかった。
 
債券・商品先物
米国債10年                             4.348%      (+0.044%)
NY原油(WTI)     USD/バレル   97.25         (+4.44%)
NY金(COMEX)  USD/オンス   4,609.6      (-2.45%)
 

【日本】日銀は市場予想通りに政策金利を据え置き、植田日銀総裁は会見で利上げに慎重な姿勢を示した

 
為替(17時)
4月28日の東京外国為替市場は、日銀金融政策決定会合では、市場予想通りに政策金利が据え置かれたものの、2026年度の物価見通しは大幅に引き上げられ次回利上げへの思惑が高まったことで、全般で円買いが優勢となった。ただ、植田日銀総裁の会見では「現時点では中長期の物価上昇率が大きく跳ね上がることはなっていない」と慎重な姿勢を示したことで、円の売戻が進んだ。
 
米ドル円は、東京仲値にかけて本邦実需勢の買いが観測されると一時159.56円まで上値を伸ばした。ただ、日銀が市場予想通り政策金利を据え置いたものの、9名のうち3名が反対したほか、展望レポートで2026年度の物価見通しを大幅に引き上げると円買いが優勢となり158.96円まで下押した。植田日銀総裁の発言では利上げに対して慎重な姿勢を示したことで、円売りが優勢となった。
 
ユーロドルは、ユーロ円が下落したことにつれて1.1708ドルまで下押した。その後はやや下げ渋ったものの、全般で円買いが強まりユーロ円が下落すると16時過ぎには1.1686ドルまで下値を拡大した。その後は下げ渋ったものの戻りは限定的だった。
 
ユーロ円は、日銀の金融政策発表では市場予想通りに据え置かれたものの、2026年度の物価見通しは大幅に引き上げられ次回利上げへの思惑が高まったことで全般で円買いが優勢となり15時台には186.07円まで下値を拡大した。ただ、植田日銀総裁の会見では利上げに慎重な姿勢が示されたことで、円の売り戻しが進んだ。
 
債券
日本国債10年   2.468%     (-0.002)
 

【市場主要イベント】
29日 加   カナダ銀行政策金利発表
   米   FOMC政策金利発表
30日 独   国内総生産
   ユーロ 国内総生産
   ユーロ 消費者物価指数
   米   個人消費支出
1日   米   ISM製造業景況指数
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