【米国】
為替(2023年4月15日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 133.76 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0993 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 147.05 (円)
ポンド円 GBP/JPY 166.05 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2414 (米ドル)
4月14日のニューヨーク外国為替市場では、米ドルを買う動きが優勢となった。この日発表された米小売売上高(前月比、前回-0.4%、予想-0.5%、結果-1.0%)は市場予想を下回ると、米ドル円は一時大幅に下落。ただしその後、FRB(米連邦準備理事会)のウォラー理事が講演で追加的な金融引き締めの必要性について言及し、これを受けて米ドル円は上昇基調に転じた。市場では5月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で0.25%の利上げを予想する見方が強まった。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.10%、10年債が3.51%となっている。
米ドル円は133.02円で取引を開始。FRB関係者の発言を受けて上昇基調が続き、一時は133.84円まで水準を切り上げた。そのまま底堅く推移し、133.77円で取引を終えた。
ユーロドルは1.1034ドルで始まると、大幅に水準を切り下げる展開となった。ここ数日にわたり堅調だった反動もあり、一時は1.0973ドルまで下落。引けにかけてはやや反発し、1.0993ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2414ドル近辺での取引となっている。
ユーロ円は146.78円で取引を開始すると、ほぼ一貫して上昇する展開となった。一時は147.16円まで買われ、そのまま147.06円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 33,886.47 -143.22 (-0.42%)
NASDAQ総合 USD 12,123.47 -42.80 (-0.35%)
S&P500 USD 4,137.64 -8.57 (-0.21%)
4月14日の米株式市場のダウ工業株30種平均は反落した。朝方にウォラーFRB理事が利上げに前向きな姿勢を示し、景気減速への懸念から幅広い銘柄が売られた。個別ではJPモルガン・チェースやシティ・グループなどの金融株が買われた一方、ユナイテッド・ヘルスなどのディフェンシブ銘柄の一角が売られた。
債券・商品先物
米国債10年 3.5176% (+0.074)
NY原油(WTI) USD/バレル 82.52 (+0.43%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,015.80 (-1.92%)
【日本】 NY時間の流れを引き継ぎ、ユーロが買われる展開
為替(17時)
4月14日の東京外国為替市場では、ユーロの買い圧力が目立った。前日のニューヨーク時間での上昇を引き継ぐ形で上値を試す展開となった。直近でECB(欧州中央銀行)関係者からタカ派的な発言が相次いでおり、利上げ観測が高まっていることがユーロ買いにつながった。一方、前日に発表された米生産者物価指数(PPI)の鈍化を受けて米金融引き締め観測が後退し、ドルは売りが優勢。ただし、米長期金利が持ち直すとドルはやや値を戻した。
米ドル円は132.59円で取引を開始。一時は132.64円まで上昇したものの、徐々に上値を切り下げる展開となった。一時は132.17円まで下落したが、引けにかけてはやや反発し、132.50円で取引を終えた。
ユーロドルは1.1048ドルで開始。徐々に上値を試す展開となり、一時は1.1076ドルまで上昇した。ただし、上げ一巡後はやや押し戻され、1.1059ドルまで下落して引けた。
ユーロ円は売り買いが交錯する展開となった。146.49円で取引を開始すると、一時は146.71円まで上昇。一方、夕方には急速に値を切り下げ、一時146.25円まで下落した。その後はやや反発し、146.53円で取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.456% (-0.004)
【注目の市場イベント】
4月18日:米住宅着工件数、米住宅建築許可件数
4月19日:米地区連銀経済報告(ベージュブック)公表
4月21日:ユーロ圏製造業・非製造業PMI(購買担当者指数)(速報)