FRB理事の発言を受け米ドル買いが進行

【米国】

為替(2023年5月13日  6時00分)
米ドル円         USD/JPY  135.75  (円)
ユーロ米ドル  EUR/USD  1.0849  (米ドル)
ユーロ円         EUR/JPY   147.29  (円)
ポンド円         GBP/JPY   168.95  (円)
ポンド米ドル  GBP/USD  1.2447  (米ドル)

5月12日のニューヨーク外国為替市場では、米ドルの買いが優勢となった。ボウマンFRB(米連邦準備理事会)理事がインフレや労働市場のひっ迫が続いた場合に追加的な利上げが必要との見解を示し、米ドルの買い材料とされた。また、この日発表された米ミシガン大学調査による消費者の期待インフレ率が予想を上回り、米金利が上昇したことも米ドル買いを支えた。

債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が3.99%、10年債が3.46%となっている。

米ドル円は134.98円で取引を開始。取引時間前半から堅調に推移し、一時は135.76円まで上昇した。引けにかけてはやや上値の重い展開となり、135.75円で取引を終えた。

ユーロドルは1.0887ドルで始まると、軟調に推移した。取引時間後半にかけても下値を切り下げる展開となり、一時は1.0848ドルまで下落。1.0850ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2447ドル近辺での取引となっている。

ユーロ円は146.95円で取引を開始。その後は売り買いが交錯する展開となり、高値147.37円と安値146.66円の範囲で推移した。147.29円で取引を終えている。

株式
NYダウ平均     USD  33,300.62   -8.88 (-0.03%)
NASDAQ総合   USD  12,284.74   -43.77 (-0.36%)
S&P500           USD    4,124.08    -6.53 (-0.16%)

米株式市場のダウ工業株30種平均は小幅続落となった。足元、市場では引き続き米債務上限問題を巡る不透明感が相場の重石となっている。個別では電気自動車大手テスラや決済大手ペイパルなどが下落した一方、検索大手アルファベットやコンサルティング大手アクセンチュアなどが上昇した。

債券・商品先物
米国債10年                             3.4663%  (+0.079)
NY原油(WTI)    USD/バレル    70.04  (-1.17%)
NY金(COMEX)  USD/オンス  2,019.8  (-0.03%)
 

【日本】 米金利上昇や堅調な株式相場を受けて米ドル円は上昇

為替(17時)
5月12日の東京外国為替市場では、米ドル円が上昇する展開となった。米金利が上昇したことを背景に米ドルが買われたほか、国内株式相場の強含みを受けて円が相対的に売られたことも、米ドル円の上昇を支えた。なお、日経平均株価は年初来高値圏の2万9,400円台近辺まで強含んだ。

米ドル円は134.52円で取引を開始。朝方に一時134.40円まで下落したものの、その後は堅調に推移した。徐々に水準を切り上げると、一時は134.90円まで上昇。134.77円で取引を終えた。

ユーロドルは1.0916ドルで始まり、一時は1.0935ドルまで上昇した。しかし、夕方にかけて反落すると、一時は1.0905ドルまで下落。1.0914ドルで引けた。

ユーロ円は146.85円で取引を開始し、その後は売り買いが交錯する展開となった。一時は147.47円まで上昇したものの、その後は反落して146.75円まで下落。147.08円まで戻して取引を終えた。

債券
10年長期金利 0.384% (-0.003)
 

【注目の市場イベント】
5月16日:米小売売上高(前月比)
5月17日:米住宅着工件数
5月19-21日:G7首脳会談
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