主要通貨ペアはいずれも小動き、米債務上限問題への警戒感が重し

【米国】

為替(2023年5月24日  6時00分)
米ドル円      USD/JPY  138.53  (円)
ユーロ米ドル  EUR/USD  1.0773  (米ドル)
ユーロ円      EUR/JPY   149.25  (円)
ポンド円      GBP/JPY   171.98  (円)
ポンド米ドル  GBP/USD  1.2415  (米ドル)

5月23日のニューヨーク外国為替市場では、主要通貨ペアはいずれも方向感なく推移した。市場下は米債務上限問題を巡る不透明感からリスク回避的な投資行動が出やすく、やや円買いが優勢となっている。一方、この日発表された5月の米購買担当者景気指数(PMI)ではサービス業が市場予想を上回り、インフレへの警戒感が米ドルの買い材料となった。

債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.31%、10年債が3.69%となっている。

米ドル円は138.86円で取引を開始。取引時間前半は水準を切り下げる展開となり、一時138.29円まで下落した。しかし、直ぐに切り返すと、今度は138.86円まで上昇する展開となった。その後は再度軟調に推移し、138.54円で取引を終えた。

ユーロドルは1.0764ドルで始まり、朝方には一時1.0796ドルまで上昇する場面があった。その後は徐々に上値を切り下げる展開となり、一時は1.0760ドルまで下落。1.0773ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2415ドル近辺での取引となっている。

ユーロ円は149.47円で取引を開始。その後は方向感を欠く展開となり、高値149.50円と安値149.15円の範囲で推移した。引けにかけても小動きが続き、149.26円で取引を終えた。

株式
NYダウ平均     USD  33,055.51   -231.07 (-0.69%)
NASDAQ総合  USD  12,560.25   -160.53 (-1.26%)
S&P500        USD    4,145.58    -47.05 (-1.12%)

米株式市場のダウ工業株30種平均は続落となった。米債務上限問題を巡る協議に進展が見られず、株式相場の重しとなっている。個別ではシェブロンやエクソンモービルなど石油関連銘柄の上昇が目立った一方、ビザやマスターカードなど決済関連銘柄が下落した。

債券・商品先物
米国債10年                      3.6986%  (-0.014)
NY原油(WTI)   USD/バレル    73.63  (+2.13%)
NY金(COMEX)  USD/オンス  1,977.8  (+0.19%)
 

【日本】 ユーロ円は一時150円台を突破も押し戻される


為替(17時)
5月23日の東京外国為替市場では、円買いが優勢となった。取引時間前半はいずれの主要通貨とも小動きとなったが、午後になって日経平均株価が急速に下落したことを受けて、短期的なリスク回避の円買いが進行した。ユーロ円は午前中に一時節目の150円を突破したものの、午後は円買いに押されて軟調に推移した。

米ドル円は138.55円で取引を開始。一時は138.88円まで上昇する場面があった。ただし、その後は反落すると、徐々に上値を切り下げる展開となった。一時は138.25円まで下落し、そのまま138.33円で取引を終えた。

ユーロドルは1.0813ドルで始まると、時間の経過とともに水準を切り下げる展開となった。夕方にかけては一段安となり、一時は1.0785ドルまで下落。1.0803ドルで引けた。

ユーロ円は149.81円で取引を開始。取引時間前半には一時は節目の150円台を突破し、150.06円まで上昇する場面があった。しかし、その後は短期的な利益確定売りもあって反落。夕方にかけては一段安の展開となり、一時は149.31円まで下落した。149.45円で取引を終えた。

債券
10年長期金利 0.399% (+0.017)

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