ニューヨーク市場休場のなか米ドル円は小幅に上昇

【米国】

為替(2023年5月30日  6時00分)
米ドル円          USD/JPY  140.43  (円)
ユーロ米ドル   EUR/USD  1.0711  (米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   150.42  (円)
ポンド円          GBP/JPY   173.44  (円)
ポンド米ドル   GBP/USD  1.2355  (米ドル)
 
5月29日のニューヨーク外国為替市場では、株式・先物市場がメモリアルデーで休場となるなか目立った動きは見られなかった。そんな中、東京市場で円買いが進んだ反動もあり、一巡後は短期的なポジション調整に伴う円売りがやや優勢となった。また、欧州市場で独長期金利が大幅に低下したことを受けて、ユーロが一時売られる場面も見られた。
 
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.55%、10年債が3.80%となっている。
 
米ドル円は140.21円で取引を開始。その後は堅調な展開となり、一時は140.48円まで上昇した。終盤にかけても底堅く推移し、140.44円で取引を終えた。
 
ユーロドルは1.0715ドルで始まると、その後は方向感を欠く展開となった。高値1.0717ドルと安値1.0706ドルの範囲で推移し、1.0712ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2355ドル近辺での取引となっている。
 
ユーロ円は150.23円で取引を開始。朝方に一時150.10円まで下落したものの、その後は徐々に上値を切り上げる展開となり、一時150.49円まで上昇した。150.43円で取引を終えた。
 
*株式市場・先物市場はメモリアルデーの祝日により休場
 
 

【日本】 米ドル円は短期的な利益確定売りで軟調

 
為替(17時)
5月29日の東京外国為替市場では、円の上昇が目立つ展開となった。米債務上限問題の法案通過に対する懐疑的な見方が浮上したことで、円を買う動きが優勢となった。また、米ドル円は141円台を前に短期的な利益確定売りが上値を押し下げた。なお、この日はニューヨーク市場がメモリアルデーで休場となることも意識された。
 
米ドル円は140.77円で取引を開始。朝方から軟調に推移し、一時は140.23円まで下落した。引けにかけても下落基調は続き、140.32円で取引を終えた。
 
ユーロドルは1.0720ドルで始まると、取引時間前半は堅調に推移。一時は1.0744ドルまで上昇する場面があった。しかし、夕方にかけては一転して軟調に推移し、一時は1.0715ドルまで下落。1.0724ドルで引けた。
 
ユーロ円は150.9円で取引を開始。ほぼ一貫して下落基調となり、引けにかけても一段安となったことで150.47円まで水準を切り下げて取引を終えた。
 
債券
10年長期金利 0.431% (+0.014)

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