【米国】
為替（2023年6月1日 6時00分）
米ドル円 USD/JPY 139.30 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0686 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 148.89 (円)
ポンド円 GBP/JPY 173.27 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2437 (米ドル)
5月31日のニューヨーク外国為替市場では、米ドルが下落する展開となった。米長期金利が低下したことで、日米金利差の縮小を意識した米ドル売り・円買いが進行。また、FRB（米連邦準備理事会）理事やフィラデルフィア連銀総裁などが、6月の利上げ見送りを示唆する発言をしたことも、米ドルの売り材料となった。一方、31日に発表された4月の米雇用動態調査（JOLTS）では、非農業部門の求人件数が1,010万3000件と前月から増加し、引き続き米国の労働市場の需給がタイトであることが示された。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債（長期金利）の利回りを上回る現象（逆イールド）が継続しており、2年債が4.40%、10年債が3.64%となっている。
米ドル円は139.8円で取引を開始すると、直後に一時140.38円まで上昇する場面があった。しかし、米ドルの買いは続かず下落に転じると、一転して139.24円まで水準を切り下げる展開となった。そのまま139.31円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0681ドルで始まると、一時は1.0705ドルまで上昇。その後は1.0635ドルまで下落する展開となった。しかし、取引時間後半には水準を回復し、1.0686ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2437ドル近辺での取引となっている。
ユーロ円は149.32円で取引を開始。朝方に一時149.77円まで上昇したものの、その後は水準を切り下げる展開となった。一時は148.59円まで下落し、148.90円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 32,908.27 -134.51 (-0.41%)
NASDAQ総合 USD 12,935.29 -82.13 (-0.63%)
S&P500 USD 4,179.83 -25.69 (-0.61%)
米株式市場のダウ工業株30種平均は続落となった。米債務上限問題を巡る合意案の下院でも採決を控えて、リスクを取りにくい状況となっている。また、米雇用市場のタイトな需給を示す統計が示され、インフレが更に長引くとの見方も広がった。個別では半導体大手エヌビディアやアドバンストマイクロデバイセズなどが下落した一方、インテルや製薬大手ファイザーなどの上昇が目立った。
債券・商品先物
米国債10年 3.6455% (-0.045)
NY原油（WTI） USD/バレル 67.59 (-2.91%)
NY金（COMEX） USD/オンス 1,981.2 (+0.18%)
【日本】 軟調な株式相場などを受けリスクオフ、米ドル円は方向感を欠く
為替（17時）
5月31日の東京外国為替市場では、米ドル円は方向感を欠く展開となった。米長期金利が低下したことで米ドル売りが出やすかったことに加え、軟調に推移していた国内外の株式相場が午後になって下げ幅を拡大したことなどから、一時はリスク回避に伴う円買いが優勢となった。しかし、それらの動きは長く続かず、株式相場の下げ幅縮小や米金利の低下一服などを受けて、その後は一転して米ドル買い・円売りが進む場面も見られた。
米ドル円は139.77円で取引を開始。朝方は横ばいの展開が続いたものの、午後になると軟調に推移。一時は139.31円まで下落した。しかし、その後は一転して上昇に基調に回帰し、139.95円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0732ドルで始まると、朝方から軟調な地合いが続いた。一時は1.0659ドルまで下落する場面も見られ、そのまま安値近辺となる1.0661ドルで引けた。
ユーロ円は150.00円で取引を開始。取引時間前半から水準を切り下げる展開となり、一時は148.87円まで下落した。引けにかけてはやや持ち直す動きも見られたが、反発に力強さはなく、149.20円で取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.428% (-0.004)