米ドル買い・円売りが優勢、小売売上高が市場予想を上回る

【米国】

為替(2023年10月18日  6時00分)
米ドル円      USD/JPY  149.81  (円)
ユーロ米ドル  EUR/USD  1.0576  (米ドル)
ユーロ円      EUR/JPY   158.43  (円)
ポンド円      GBP/JPY   182.44  (円)
ポンド米ドル  GBP/USD  1.2180  (米ドル)

10月17日のニューヨーク外国為替市場では、円が売られる展開となった。この日発表された米小売売上高(前月比)(前回0.6%、予想0.3%、結果0.7%)は市場予想を上回った。これを背景に米長期金利が上昇したことを受けて、日米金利差の拡大を意識した円売り・米ドル買いが優勢となった。

債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が5.20%、10年債が4.83%となっている。

米ドル円は149.46円で取引を開始。徐々に水準を切り上げる展開となり、一時は149.85円まで上昇。引けにかけても底堅く推移し、149.81円で取引を終えた。

ユーロドルは1.0575ドルで始まると、一時は1.0595ドルまで上昇した。しかし、その後は反落する展開となり、一時は1.0538ドルまで下落。1.0576ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.218ドル近辺での取引となっている。

ユーロ円は158.06円で取引を開始。一時は158.63円まで上昇する場面があった。その後はやや勢いを失ったものの、引けにかけては底堅く推移し、158.44円で取引を終えた。

株式
NYダウ平均     USD  33,997.65   +13.11 (+0.04%)
NASDAQ総合  USD  13,533.75   -34.22 (-0.25%)
S&P500        USD    4,373.2    -0.43 (-0.01%)

米株式市場のダウ工業株30種平均は小動きとなった。米小売売上高の市場予想を上回る結果を受けて、消費関連株や景気敏感株を中心に買いが入った。個別では半導体大手エヌビディアや電子機器大手アップルなどの下落が目立った一方、ソフトウェア大手アドビや銀行大手バンクオブアメリカなどが上昇した。

債券・商品先物
米国債10年                     4.832%  (+0.122)
NY原油(WTI)   USD/バレル    86.66  (-0.44%)
NY金(COMEX)  USD/オンス  1,935.7  (+0.14%)
 

【日本】 米長期金利の上昇を受けて米ドル買いがやや優勢


為替(17時)
10月17日の東京外国為替市場では、やや米ドルが買われる展開となった。国内株式相場が堅調に推移したことから、一時はリスクテイクに伴う円売りが優勢となった。しかし、米長期金利が上昇したことを受けて、日米金利差の拡大を意識した円売り・米ドル買いが優勢となった。

米ドル円は149.55円で取引を開始。取引時間の前半に一時149.48円まで下落する場面があった。その後は底堅く推移し、引けにかけては149.66円まで上昇。そのまま149.60円で取引を終えた。

ユーロドルは1.0559ドルで始まると、直後に1.0562ドルまで上昇した。しかし、その後は軟調な展開となり、午後には1.0534ドルまで下落。引けにかけてはやや反発し、1.0549ドルで引けた。

ユーロ円は157.90円で取引を開始。一時158.00円まで上昇したが、その後は軟調に推移した。夕方にかけては157.60円まで下落したものの、引けにかけては反発し、157.81円で取引を終えた。

債券
10年長期金利  0.7795% (+0.030)

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