良好な米経済指標を受けて米ドル買いが進行

【米国】

為替(2023年10月3日  6時00分)
米ドル円      USD/JPY  149.86  (円)
ユーロ米ドル  EUR/USD  1.0477  (米ドル)
ユーロ円      EUR/JPY   157.02  (円)
ポンド円      GBP/JPY   181.05  (円)
ポンド米ドル  GBP/USD  1.2086  (米ドル)

10月2日のニューヨーク外国為替市場では、引き続き米ドルが買われる展開となった。足元の米経済の底堅さなどを背景に、FRB(米連邦準備理事会)による金融引き締めが長期化するとの見方が強まっている。この日発表されたISM製造業景気指数(前回47.6、予想47.7、結果49.0)は市場予想を上回り、製造業の底堅い環境が再認識された。一方、9月のドイツ製造業PMI改定値は速報値からやや下方修正された。

債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が5.09%、10年債が4.67%となっている。

米ドル円は149.74円で取引を開始。一時は149.68円まで下落したが、徐々に下値を切り上げる展開となった。上下動を伴いつつも、引けにかけては一段高となり、149.88円まで上昇する場面があった。

ユーロドルは1.0533ドルで始まると、ほぼ一貫して軟調に推移する展開となり、1.0478ドルまで水準を切り下げて取引を終えた。ポンドは、対米ドルで1.2086ドル近辺での取引となっている。

ユーロ円は157.7円で取引を開始。ユーロ米ドルと同様に下落基調が続き、一時は157.00円まで水準を切り下げた。引けにかけても軟調に推移し、157.03円で取引を終えた。

株式
NYダウ平均     USD  33,433.35   -74.15 (-0.22%)
NASDAQ総合  USD  13,307.77   +88.45 (+0.67%)
S&P500        USD    4,288.39    +0.34 (+0.01%)

米株式市場のダウ工業株30種平均は続落となった。米長期金利が上昇したことを受けて、株式相場にとっては重しとなった。個別では半導体大手エヌビディアや検索大手アルファベットなどの上昇が目立った一方、小売り大手ターゲットや銀行大手ウェルズ・ファーゴなどが下落した。

債券・商品先物
米国債10年                     4.6765%  (+0.099)
NY原油(WTI)   USD/バレル    88.62  (-2.39%)
NY金(COMEX)  USD/オンス  1,844.1  (-1.17%)
 

【日本】 根強いFRBの金融引き締め観測で米ドル買いが優勢


為替(17時)
10月2日の東京外国為替市場では、米ドルが買われる展開となった。米長期金利の上昇をうけて米ドル買いが先行し、米ドル円は149.80円台まで値を切り上げた。FRB(米連邦準備理事会)による金融引き締めが継続するとの見方が根強く、市場では米ドル高の要因となっている。ただし、国内株式相場が下落に転じたことや米長期金利が上げ幅を縮めたことを受けて、米ドル買い・円売りは勢いを弱めた。

米ドル円は149.52円で取引を開始。朝方に一時は149.44円まで下落したものの、その後は徐々に水準を切り上げる展開となった。一時は149.82円まで上昇すると、引けにかけても底堅く推移し、149.75円で取引を終えた。

ユーロドルは1.0569ドルで始まると、取引時間の前半は方向感を欠く展開となった。夕方にかけては急速に水準を切り上げる展開となり、一時は1.0592ドルまで上昇。しかし、引けにかけては反落し、一時は1.0558ドルまで下落。1.0573ドルで引けた。

ユーロ円は158円で取引を開始。売り買いが交錯する展開となり、一時は157.86円まで下落する場面があった。しかし、取引時間の後半は徐々に強含む展開となり、一時は158.48円まで上昇。引けにかけてはやや反落し、158.32円で取引を終えた。

債券
10年長期金利  0.7713% (+0.005)

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