米長期金利の低下を受けて米ドル売りが優勢の展開に

【米国】

為替(2023年10月6日  6時00分)
米ドル円          USD/JPY  148.50  (円)
ユーロ米ドル   EUR/USD  1.0551  (米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   156.69  (円)
ポンド円          GBP/JPY   180.99  (円)
ポンド米ドル   GBP/USD  1.2190  (米ドル)
 
10月5日のニューヨーク外国為替市場では、米長期金利の低下に伴い米ドル売り・円買いが優勢だった。この日発表された前週分の米新規失業保険申請件数(前回204千件、予想209千件、結果207千件)が市場予想を下回る結果となり、米長期金利の上昇を伴って米ドル買いが先行する展開となった。しかし、その後は米長期金利が低下に転じたことで、米ドル売りが優勢となった。
 
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が5.01%、10年債が4.7%となっている。
 
米ドル円は148.83円で取引を開始。取引時間の前半に一時は149.12円まで上昇したが、その後はほぼ一貫して水準を切り下げる展開となった。一時は148.31円まで下落し、引けにかけてはやや反発して、148.50円で取引を終えた。
 
ユーロドルは1.0524ドルで始まると、徐々に水準を切り上げる展開となった。一時は1.0552ドルまで上昇。引けにかけても底堅く推移し、1.0551ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.219ドル近辺での取引となっている。
 
ユーロ円は156.62円で取引を開始。朝方に156.75円まで上昇すると、その後は下落する展開となった。一時は156.22円まで水準を切り下げたが、取引時間の後半は堅調に推移し、156.69円で取引を終えた。
 
株式
NYダウ平均     USD  33,119.57   -9.98 (-0.03%)
NASDAQ総合  USD  13,219.83   -16.18 (-0.12%)
S&P500           USD    4,258.19    -5.56 (-0.13%)
 
米株式市場のダウ工業株30種平均は小動きとなった。翌日の米雇用統計の発表を控えて、積極的にポジションを傾けにくい状況が意識された。個別では製薬大手イーライリリーや半導体大手エヌビディアなどの上昇が目立った一方、飲料大手コカ・コーラやペプシコなどが下落した。
 
債券・商品先物
米国債10年                  4.7061%  (-0.028)
NY原油(WTI)   USD/バレル    82.56  (-2.22%)
NY金(COMEX)  USD/オンス  1,834.3  (-0.13%)
 
 

【日本】 米ドルを買い戻す動きが優勢、米ドル円は149円台を回復

 
為替(17時)
10月5日の東京外国為替市場では、米ドルの買い戻す動きが優勢だった。低下気味だった米長期金利が上昇に転じた動きが支えとなり、1ドル149円台を回復。また、国内株式相場が堅調に推移したことから、リスクテイクに伴う円売りも出やすかった。ただし、149円台に浮上した後は積極的に米ドルを買い進む動きは限られ、伸び悩む展開となった。
 
米ドル円は149.02円で取引を開始。朝方に一時は148.26円まで下落する場面があった。しかし、その後は大幅に反発する展開となり、午後には一時149.10円まで上昇。引けにかけては再び反落し、149.06円で取引を終えた。
 
ユーロドルは1.0507ドルで始まると、やや方向感を欠く展開となった。ただし、下値は底堅く、夕方にかけては1.0529ドルまで上昇。1.0509ドルで引けた。
 
ユーロ円は156.58円で取引を開始。この日は売り買いが交錯する展開となった。午前中に一時156.72円まで上昇したものの、夕方にかけては軟調に推移し、156.64円まで下落して取引を終えた。
 
債券
10年長期金利  0.800% (-0.003)

この記事をシェアする
もっと読む
クッキー(Cookie)について: お客様が本ウェブサイトにアクセスする際、セキュリティの確保やお客様に関する情報を取得することを目的に、クッキー(Cookie)を使用する場合があります。 本ウェブサイトにお客様が継続的に訪問する場合、クッキーについて同意することと見なします。またクッキーはいつでも削除することが可能です。
FAQ お問合せ サポートデスク
月曜日-金曜日
9:00-24:00