米長期金利の上昇などを受けてやや円売りが優勢

【米国】

為替(2023年11月14日  6時00分)
米ドル円          USD/JPY  151.72  (円)
ユーロ米ドル   EUR/USD  1.0699  (米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   162.32  (円)
ポンド円          GBP/JPY   186.21  (円)
ポンド米ドル   GBP/USD  1.2274  (米ドル)
 
11月13日のニューヨーク外国為替市場では、やや円が売られる展開となった。米長期金利が上昇したことを受けて、日米金利差の拡大を意識した円売り・米ドル買いが優勢となった。特に目立った材料は出ていないものの、米ドル円は歴史的な高値水準に位置していることもあり、短期的にはやや売りも出やすくなっている。
 
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が5.04%、10年債が4.63%となっている。
 
米ドル円は151.79円で取引を開始。一時は151.20円まで下落する場面も見られたが、その後は反発して一時は151.91円まで上昇。151.72円で取引を終えた。
 
ユーロドルは1.0673ドルで始まると、徐々に水準を切り上げる展開となり、一時は1.0706ドルまで上昇した。しかし、その後は上値の重さが意識される展開となり、1.0699ドルまで反落して引けた。ポンドは、対米ドルで1.2274ドル近辺での取引となっている。
 
ユーロ円は162.01円で取引を開始。一時は161.54円まで下落する場面があった。しかし、その後は堅調に推移し、一時は162.34円まで上昇。引けにかけても底堅く推移し、162.32円で取引を終えた。
 
株式
NYダウ平均     USD  34,337.87   +54.77 (+0.16%)
NASDAQ総合  USD  13,767.74   -30.37 (-0.22%)
S&P500       USD    4,411.55    -3.68 (-0.08%)
 
米株式市場のダウ工業株30種平均は続伸となった。FRB(米連邦準備理事会)による利上げ局面が終了するとの期待が、引き続き株式相場の支えとなっている。個別では電気自動車大手テスラや製薬大手イーライリリーなどの上昇が目立った一方、半導体大手のインテルやアドバンスト・マイクロ・デバイセズなどが下落した。
 
債券・商品先物
米国債10年                  4.634%  (-0.009)
NY原油(WTI)   USD/バレル    78.51  (+1.73%)
NY金(COMEX)  USD/オンス  1,950.2  (+0.64%)
 
 

【日本】 根強い円の先安観から米ドル円の上昇が継続

 
為替(17時)
11月13日の東京外国為替市場では、円が売られる展開となった。根強い円先安観から米ドル円は上昇し、午後には151.80円まで上昇して年初来高値を更新した。ただし、米長期金利が4.63%台に低下すると伸び悩んだ。また、前週末の米国株高を受けて週明けの国内株式相場は堅調地合いとなり、リスクテイクに伴う円売りも出やすかった。
 
米ドル円は151.47円で取引を開始。朝方から堅調に推移し、徐々に水準を切り上げる展開となった。一時は151.86円まで上昇する場面があった。引けにかけても底堅く推移し、151.81円で取引を終えた。
 
ユーロドルは1.0687ドルで始まると、一時は1.0698ドルまで上昇。しかし、引けにかけても堅調な値動きが続き、1.0692ドルで引けた。
 
ユーロ円は161.87円で取引を開始。朝方から徐々に水準を切り上げる展開となり、一時は162.37円まで上昇した。取引時間の終盤にかけてはやや反落し、162.30円で取引を終えた。
 
債券
10年長期金利  0.8716% (+0.019)

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