短期的な米ドルの買い戻しで米ドル円は148円台を回復

【米国】

為替(2023年11月22日  6時00分)
米ドル円         USD/JPY  148.39  (円)
ユーロ米ドル  EUR/USD  1.0910  (米ドル)
ユーロ円         EUR/JPY   161.91  (円)
ポンド円         GBP/JPY   185.65  (円)
ポンド米ドル  GBP/USD  1.2540  (米ドル)

11月21日のニューヨーク外国為替市場では、米ドルを買い戻す動きが優勢となった。ここ数日は米ドルが売られる流れが続いていたが、この日は短期的に米ドルが買い戻される展開となった。FRBによる金融引き締め政策の転換への期待が高まるなか、足元では利益確定売りによる反対売買が出やすくなっていた。

債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.87%、10年債が4.39%となっている。

米ドル円は147.58円で取引を開始すると、その後はやや上値の重い展開となり、売り買いが交錯する状況となった。引けにかけては軟調に推移し、148.40円で取引を終えた。

ユーロドルは1.0948ドルで始まると、取引時間の前半は軟調に推移し、一時は1.0900ドルまで下落。その後は小幅に回復したものの、積極的に買い戻す動きは乏しく、1.0911ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.254ドル近辺での取引となっている。

ユーロ円は161.58円で取引を開始。朝方は堅調に推移し、一時は161.99まで上昇した。しかし、その後は軟調な展開となり、小幅ながら徐々に水準を切り下げると、161.91円で取引を終えた。

株式
NYダウ平均     USD  35,088.29   -62.75 (-0.18%)
NASDAQ総合   USD  14,199.98   -84.55 (-0.59%)
S&P500           USD    4,538.19    -9.19 (-0.20%)

米株式市場のダウ工業株30種平均は反落となった。半導体大手エヌビディアの決算発表を控えてやや買い控えムードが強かった。個別では電気自動車大手テスラや医療保険大手ユナイテッド・ヘルスなどの上昇が目立った一方、電子商取引大手アマゾンやソフトウェア大手マイクロソフトなどが下落した。

債券・商品先物
米国債10年                            4.3916%  (-0.028)
NY原油(WTI)    USD/バレル    77.74  (+0.28%)
NY金(COMEX)  USD/オンス  2,000.6  (+0.94%)
 

【日本】 米ドル売り・円買いが進行、米ドル円は147円台に下落


為替(17時)
11月21日の東京外国為替市場では、米ドル売り・円買いの展開が続いた。米長期金利が低下したことを受けて、日米金利差の縮小を意識した取引が強まった。米ドル円は1ドル148円を下回ると下落ペースが加速し、一時は147円台前半まで水準を切り下げた。

米ドル円は148.33円で取引を開始。朝方に一時は148.42円まで上昇したものの、その後は徐々に水準を切り下げる展開となり、一時は147.16円まで下落した。引けにかけてはやや反発し、147.45円で取引を終えた。

ユーロドルは1.0943ドルで始まると、一時は1.0967ドルまで上昇した。しかし、その後は上値の重さが意識される展開となり、徐々に水準を切り下げた。一時は1.0942ドルまで下落すると、引けにかけても軟調に推移し、そのまま1.0946ドルで引けた。

ユーロ円は162.33円で取引を開始。取引開始直後に一時162.43円まで上昇したが、その後は徐々に水準を切り下げる展開となった。取引時間の後半には一時161.25円まで下落し、引けにかけてはやや反発して161.40円で取引を終えた。

債券
10年長期金利  0.694% (-0.045)

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