米CPIの結果を受けて売り買いが交錯する展開に

【米国】

為替(2023年12月13日  6時00分)
米ドル円      USD/JPY  145.50  (円)
ユーロ米ドル  EUR/USD  1.0797  (米ドル)
ユーロ円      EUR/JPY   157.10  (円)
ポンド円      GBP/JPY   182.78  (円)
ポンド米ドル  GBP/USD  1.2564  (米ドル)

12月12日のニューヨーク外国為替市場では、売り買いが交錯する展開となった。この日発表された消費者物価指数(CPI)(前年比、前回3.2%、予想3.1%、結果3.1%)は市場予想と同水準となった。過度なインフレが鎮静化されつつあるとの見方により、一時は米ドル売りが強まった。しかし、FRB(米連邦準備理事会)による利上げ局面の終了観測は既に認識されつつあり、米ドルを一段と売り込む動きとはならなかった。

債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.73%、10年債が4.20%となっている。

米ドル円は145.18円で取引を開始。物価統計の発表を受けて一時は144.74円まで下落する場面があった。しかし、そうした動きは続かず、一転して一時は145.85円まで上昇すると、引けにかけてはやや反落し、145.50円で取引を終えた。

ユーロドルは1.0797ドルで始まると、一時は1.0828ドルまで上昇した。しかし、その後は水準を切り下げる展開となり、一時は1.0767ドルまで下落。取引時間の後半は徐々に水準を回復し、1.0797ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2564ドル近辺での取引となっている。

ユーロ円は156.74円で取引を開始。一時は156.67円まで下落したものの、その後は底堅い値動きとなった。取引時間の後半には157.22円まで上昇し、157.10円で取引を終えた。

株式
NYダウ平均     USD  36,577.94   +173.01 (+0.48%)
NASDAQ総合  USD  14,533.4   +100.91 (+0.70%)
S&P500        USD    4,643.7    +21.26 (+0.46%)

米株式市場のダウ工業株30種平均は続伸となった。朝方に発表された米CPIの結果を受けて、インフレの鈍化が続いていると受け止められた。個別では半導体大手ブロードコムやソーシャルメディア大手メタプラットフォームズなどの上昇が目立った一方、ソフトウェア大手オラクルや電気自動車大手テスラなどが下落した。

債券・商品先物
米国債10年                      4.2015%  (-0.033)
NY原油(WTI)   USD/バレル    68.77  (-3.69%)
NY金(COMEX)  USD/オンス  1,994.8  (-0.12%)
 

【日本】 国内株式相場の上げ幅縮小を受けて円が買われる展開


為替(17時)
12月12日の東京外国為替市場では、円が買われる展開となった。国内株式相場が上げ幅を縮小したことなどを受けて、リスク回避に伴う円買いが優勢となった。米長期金利が低下したことも、米ドル売り・円買いの動きを促した。

米ドル円は146.14円で取引を開始。朝方に一時146.19円まで上昇したものの、その後は徐々に水準を切り下げる展開となった。一時は145.23円まで下落し、引けにかけてはやや反発して145.44円で取引を終えた。

ユーロドルは1.0765ドルで始まると、取引時間の前半に一時は1.0759ドルまで下落した。その後は底堅い値動きとなり、引けにかけては一時1.0783ドルまで上昇。1.0778ドルで引けた。

ユーロ円は157.28円で取引を開始すると、一時は157.34円まで上昇した。しかし、その後は軟調に推移する展開となり、一時は156.50円まで下落。引けにかけてはやや反発し、156.76円で取引を終えた。

債券
10年長期金利  0.7333% (-0.0410)

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