FOMCの結果発表後に米ドル円は水準を切り上げる

【米国】

為替(2023年6月15日  6時00分)
米ドル円          USD/JPY  140.09  (円)
ユーロ米ドル   EUR/USD  1.0831  (米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   151.74  (円)
ポンド円          GBP/JPY   177.31  (円)
ポンド米ドル   GBP/USD  1.2660  (米ドル)
 
6月14日のニューヨーク外国為替市場では、米ドル買いが進行した。FRB(米連邦準備理事会)は14日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で市場予想の通り政策金利を据え置いた。また、年内に2回の0.25%の利上げを想定していることが示されたほか、インフレリスクに注視していくことが説明された。これらの内容を受けて市場では米金利が上昇し、米ドルが買われる展開となった。
 
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.67%、10年債が3.79%となっている。
 
米ドル円は139.98円で取引を開始。取引時間前半は一時139.29円まで下落したものの、FOMCの内容を受けて反発し、一時は140.18円まで上昇した。その後も底堅く推移し、140.10円で取引を終えた。
 
ユーロドルは1.0804ドルで始まると、一時は1.0864ドルまで上昇した。しかし、FOMCの結果発表後に反落し、一時は1.0802ドルまで下落。1.0831ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2660ドル近辺での取引となっている。
 
ユーロ円は151.23円で取引を開始。徐々に水準を切り上げる展開となり、一時は151.78円まで上昇した。引けにかけても強含み、151.75円で取引を終えた。
 
株式
NYダウ平均     USD  33,979.33   -232.79 (-0.68%)
NASDAQ総合  USD  13,626.48   +53.15 (+0.39%)
S&P500       USD    4,372.59    +3.57 (+0.08%)
 
米株式市場のダウ工業株30種平均は反落となった。市場ではFOMCの結果がタカ派的だと受け止められ、株式相場の重石となった。個別では半導体大手のエヌビディアやインテルなどが上昇した一方、医療保険大手ユナイテッドヘルスや医薬品大手ファイザーなどの下落が目立った。
 
債券・商品先物
米国債10年                  3.79%  (-0.036)
NY原油(WTI)     USD/バレル    68.80  (-0.89%)
NY金(COMEX)  USD/オンス  1,955.2  (-0.17%)
 
 

【日本】 米金利低下を受けて米ドル円は軟調に推移

 
為替(17時)
6月14日の東京外国為替市場では、やや円が買われる展開となり、米ドル円は軟調に推移した。この日は堅調な国内株式相場や日銀による金融緩和観測から、一時的に円売りが進む場面もあった。しかし、夕方にかけて米金利が低下したことにより、日米金利差の縮小を意識した円買いが優勢となった。
 
米ドル円は140.21円で取引を開始。その後は軟調に推移し、徐々に水準を切り下げる展開となった。朝方に一時140.28円を付けたものの、取引時間後半には一時139.89円まで下落した。そのまま弱含んで推移し、139.99円で取引を終えた。
 
ユーロドルは1.0789ドルで始まると、膠着した展開に終始した。高値1.0797ドルと安値1.0775ドルの値幅での攻防となり、方向感を欠いたまま1.0790ドルで引けた。
 
ユーロ円は151.27円で取引を開始。その後は売り買いが交錯する展開となった。朝方に一時151.38円まで上昇したものの、その後は一時150.95円まで下落。そのまま151.04円で取引を終えた。
 
債券
10年長期金利  0.4255% (+0.009)

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