【米国】
為替(2023年6月26日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 143.71 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0893 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 156.62 (円)
ポンド円 GBP/JPY 182.77 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2716 (米ドル)
6月23日のニューヨーク外国為替市場では、円を売る動きが優勢となった。この日は、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁が、年内2回の利上げ予想について、「非常に妥当な見通し」と述べたと報じられた。数日前にはパウエルFRB(米連邦準備理事会)議長が議会証言で2回の利上げを示唆したこともあり、市場では利上げが続くとの見方による米ドル買い・円売りが強まった。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.75%、10年債が3.73%となっている。
米ドル円は143.26円で取引を開始。朝方は一時142.76円まで下落したものの、その後は急速に持ち直し、一時は143.87円まで上昇した。そのまま底堅く推移し、143.72円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0876ドルで始まると、徐々に下値を切り上げる展開となり、一時は1.0902ドルまで上昇。1.0893ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2716ドル近辺での取引となっている。
ユーロ円は155.82円で取引を開始。 取引時間の前半には一時は155.48円まで下落したものの、その後は急速に水準を回復する展開となった。一時は156.66円まで上昇し、そのまま156.63円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 33,727.43 -219.27 (-0.65%)
NASDAQ総合 USD 13,492.52 -138.09 (-1.01%)
S&P500 USD 4,348.33 -33.56 (-0.77%)
米株式市場のダウ工業株30種平均は続落となった。この日発表された6月の米製造業購買担当者景気指数(速報値)が市場予想を下回り、米景気の後退懸念が意識された。個別では電気自動車大手テスラや半導体大手テキサスインスツルメンツなどが下落した一方、ソーシャルメディア大手メタプラットフォームズやソフトウェア大手アドビなどの上昇が目立った。
債券・商品先物
米国債10年 3.7395% (-0.055)
NY原油(WTI) USD/バレル 69.16 (-0.50%)
NY金(COMEX) USD/オンス 1,929.6 (+0.30%)
【日本】 ユーロが急落、欧州の経済指標が軒並み予想を下回る
為替(17時)
6月23日の東京外国為替市場では、ユーロを売る動きが目立った。この日の夕方に発表されたフランスの仏サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)が2021年2月以来の低水準を記録したことに加え、ドイツの製造業・サービス部門PMI速報値も市場予想を下回り、欧州圏での経済活動の減速が意識された。これを受けて市場では欧州債の利回りが低下し、ユーロの売り圧力が強まった。
米ドル円は143.09円で取引を開始。その後は売り買いが交錯する展開となった。午後になると一時は143.45円まで上昇したものの、勢いは続かず142.77円まで下落。そのまま142.88円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0957ドルで始まると、軟調な展開となった。夕方には低調な経済指標を受けて一時1.0854ドルまで下落した。その後は小幅に持ち直し、1.0869ドルで引けた。
ユーロ円は156.76円で取引を開始。こちらも経済指標の発表を受けて急落し、一時は155.06円まで水準を切り下げた。引けにかけては短期的に反発し、155.29円で取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.3666% (-0.010)
【注目の市場イベント】
6月27日:米耐久財受注(前月比)(速報)、S&Pケースシラー住宅価格(20都市)(前年比)
6月29日:米新規失業保険申請件数
6月30日:鉱工業生産(前年比)(速報)、PCEコアデフレータ(前年比)