【米国】
為替(2023年7月28日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 139.48 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0977 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 153.10 (円)
ポンド円 GBP/JPY 178.32 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2795 (米ドル)
7月27日のニューヨーク外国為替市場では、円が買われる展開となった。日本経済新聞が日銀は28日の金融政策決定会合でイールドカーブコントロール(YCC)の修正案を議論すると報じた。YCCの長期金利の上限は0.5%で据え置くものの、市場動向に応じて一定程度超えることを容認する可能性があるとした。これを受けて、市場では円買いが急速に進んだ。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.92%、10年債が4.00%となっている。
米ドル円は140.13円で取引を開始。取引時間の前半は一時141.32円まで上昇する場面があった。しかし、YCCに関する報道を受けて米ドル円は急落し、一時138.77円まで水準を切り下げた。引けにかけてはやや反発し、139.49円で取引を終えた。
ユーロドルは1.1139ドルで始まると、一時は1.1139ドルまで上昇。しかし、その後は急速に水準を切り下げる展開となり、一時は1.0966ドルまで下落。1.0977ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2795ドル近辺での取引となっている。
ユーロ円は156.08円で取引を開始。YCCに関する報道を受けて大幅に値を切り下げ、一時は152.19円まで下落した。引けにかけても軟調に推移し、153.10円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 35,282.72 -237.4 (-0.67%)
NASDAQ総合 USD 14,050.11 -77.17 (-0.55%)
S&P500 USD 4,537.41 -29.34 (-0.64%)
米株式市場のダウ工業株30種平均は反落となった。米長期金利が上昇したことで、株式相場にとっては重しとなった。個別では電気自動車大手テスラやソフトウェア大手マイクロソフトなどが下落した一方、ソーシャルメディア大手メタプラットフォームズや半導体製造装置大手アプライド・マテリアルズなどの上昇が目立った。
債券・商品先物
米国債10年 4.0022% (+0.139)
NY原油(WTI) USD/バレル 80.09 (+1.45%)
NY金(COMEX) USD/オンス 1,985.2 (+0.59%)
【日本】 ECB理事会を控えて売り買いが交錯
為替(17時)
7月27日の東京外国為替市場では、売り買いが交錯する展開となった。取引時間の前半は米ドル円が節目の1ドル140円を割り込み、ストップロスを巻き込んで大幅に下落する場面があった。しかし、国内株式相場が堅調に推移したことから、リスクテイクに伴う円売りが優勢となった。また、ECB(欧州中央銀行)理事会を前にしたポジション調整も出やすかった。
米ドル円は140.21円で取引を開始。朝方に一時140.49円まで上昇したものの、昼前には一転して下落基調となり、一時は139.39円まで水準を切り下げた。しかし、その後は反発し、139.98円で取引を終えた。
ユーロドルは1.1088ドルで始まると、徐々に水準を切り上げる展開となった。一時は1.1134ドルまで上昇。引けにかけても底堅く推移し、1.1129ドルで引けた。
ユーロ円は155.45円で取引を開始。朝方は堅調な展開となり、一時は155.83円まで上昇した。しかし、正午頃には一時154.89円まで下落するなど、売り買いが交錯。夕方にかけては強含み、155.78円で取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.4358% (-0.007)