【米国】
為替（2023年7月31日 6時00分）
米ドル円 USD/JPY 141.17 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1016 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 155.51 (円)
ポンド円 GBP/JPY 181.35 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2846 (米ドル)
7月28日のニューヨーク外国為替市場では、円が売られる展開となった。日銀は28日まで開いた金融政策決定会合で、イールドカーブ・コントロール（YCC）の運用柔軟化を決定した。市場では前日からYCCの修正観測が広がったことで円高・米ドル安が進んでおり、28日においては円を売り直す動きが優勢になった。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債（長期金利）の利回りを上回る現象（逆イールド）が継続しており、2年債が4.87%、10年債が3.95%となっている。
米ドル円は139.27円で取引を開始。徐々に水準を切り上げる展開となり、一時は141.18円まで上昇した。引けにかけても底堅く推移し、141.17円で取引を終えた。
ユーロドルは1.1009ドルで始まると、その後は方向感を欠く展開となった。一時は1.1048ドルまで上昇したものの、取引時間の後半は1.1017ドルまで下落して引けた。ポンドは、対米ドルで1.2846ドル近辺での取引となっている。
ユーロ円は153.33円で取引を開始。ほぼ一貫して円が売られる展開となり、一時は155.61円まで上昇した。引けにかけても底堅く推移し、155.52円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 35,459.29 +176.57 (+0.50%)
NASDAQ総合 USD 14,316.66 +266.54 (+1.90%)
S&P500 USD 4,582.23 +44.81 (+0.99%)
米株式市場のダウ工業株30種平均は反発となった。物価上昇のペースが和らいでいるの見方を背景に、FRB（米連邦準備理事会）による利上げサイクルの終了が意識された。個別では半導体大手インテルや半導体製造装置大手アプライド・マテリアルズなどが買われた一方、自動車大手のフォードやゼネラルモーターズなどの下落が目立った。
債券・商品先物
米国債10年 3.9516% (-0.051)
NY原油（WTI） USD/バレル 80.58 (+0.61%)
NY金（COMEX） USD/オンス 1,999.9 (+0.74%)
【日本】 日銀はYCC運用柔軟化を決定、米ドル円は発表前後に乱高下
為替（17時）
7月28日の東京外国為替市場では、米ドル円は乱高下する展開となった。日銀金融政策決定会合では、YCCの運用柔軟化を決定。「10年物国債金利について1.0％の利回りでの指値オペを行う」方針が示された。政策の公表直後に上昇する場面があったものの、10年物国債利回りが0.50％を超えて上昇すると反落した。ただ、売り一巡後は買い戻しが入った。
米ドル円は139.45円で取引を開始。一時は急速に米ドルが買われて141.07円まで上昇する場面があった。しかし、その直後には一転して大幅下落となり、一時は138.07円まで水準を切り下げた。引けにかけては再度反発し、139.77円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0978ドルで始まると、売り買いが交錯する展開となった。一時は1.0944ドルまで下落したものの、引けにかけては反発し、1.0952ドルで取引を終えた。
ユーロ円は米ドル円と似た値動きとなった。153.08円で取引を開始すると、一時は154.92円まで上昇。しかし、その後は一転して下落し、151.41円まで水準を切り下げた。引けにかけては再び反発し、153.07円で取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.5452% (+0.109)
【注目の市場イベント】
7月31日： シカゴ購買部協会景気指数（PMI）
8月1日 ： 米ISM製造業景気指数
8月4日 ： 非農業部門雇用者数（NFP）（前月比）