米ドル円は弱い米経済指標を受けて一時下落も持ち直す

【米国】

為替(2023年7月4日  6時00分)
米ドル円         USD/JPY  144.68  (円)
ユーロ米ドル  EUR/USD  1.0913  (米ドル)
ユーロ円         EUR/JPY   157.90  (円)
ポンド円         GBP/JPY   183.62  (円)
ポンド米ドル  GBP/USD  1.2690  (米ドル)

7月3日のニューヨーク外国為替市場では、米ドル円は一時下落したものの、徐々に持ち直す展開となった。この日発表されたISM製造業景気指数(前回46.9、予想47.1、結果46.0)は市場予想を下回り、米国経済の減速が意識されたことにより、米ドルが売られる場面があった。しかし、日米金融政策の違いに対する根強い思惑から、徐々に円売りが強まった。

債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.92%、10年債が3.85%となっている。

米ドル円は144.86円で取引を開始。低調な米経済指標を受けて一時143.99円まで下落する場面があったものの、その後は持ち直して徐々に水準を切り上げた。引けにかけても底堅く推移し、144.68円で取引を終えた。

ユーロドルは1.0899ドルで始まると、一時は1.0934ドルまで上昇した。しかし、上げ一巡後は徐々に上値を切り下げる展開となり、1.0914ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2690ドル近辺での取引となっている。

ユーロ円は157.89円で取引を開始。米経済指の結果を受けて、一時は157.34円まで下落した。しかし、徐々に水準を回復すると、取引時間の後半には一時157.96円まで上昇。そのまま157.91円で取引を終えた。

株式
NYダウ平均      USD  34,418.47   +10.87 (+0.03%)
NASDAQ総合    USD  13,816.77   +28.85 (+0.21%)
S&P500            USD    4,455.59    +5.21 (+0.12%)

米株式市場のダウ工業株30種平均は小動きとなった。この日は独立記念日の祝日の前日で午後1時までの短縮取引だったことから、積極的な売買は見られず、方向感の乏しい展開となった。個別では電気自動車大手テスラや半導体大手アドバンストマイクロデバイセズなどが上昇した一方、ソフトウェア大手オラクルや製薬大手イーライリリーなどが下落した。

債券・商品先物
米国債10年                         3.8565%  (+0.015)
NY原油(WTI)    USD/バレル    70.12  (-0.73%)
NY金(COMEX)  USD/オンス  1,929.2  (-0.01%)
 

【日本】 堅調な国内株式相場を支えに米ドル円は上昇

為替(17時)
7月3日の東京外国為替市場では、米ドル買いが優勢の展開となった。一時は米金利の低下を受けて米ドル円は下落する場面もあったが、国内株式相場の上昇に伴う円売りなどを支えに、上下動を伴いながらも段階的に水準を切り上げた。ただし、節目の1ドル145円近辺ではやや上値の重さが意識された。

米ドル円は144.30円で取引を開始。一時は144.23円まで下落したものの、段階的に水準を切り上げる展開となった。引けにかけては強含み、この日の高値近辺となる144.83円で取引を終えた。

ユーロドルは1.0908ドルで始まると、一時は1.0918ドルまで上昇。しかし、その後は下落に転じ、一時は1.0870ドルまで水準を切り下げた。そのまま軟調に推移し、1.0875ドルで引けた。

ユーロ円は157.41円で取引を開始。その後は売り買いが交錯し、方向感を欠く展開となった。高値157.83円と安値157.31円のレンジで推移し、157.50円で取引を終えた。

債券
10年長期金利  0.4014% (+0.007)

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