米ドル円は一時146円台後半に上昇、米株相場は堅調に推移

【米国】

為替(2023年8月29日  6時00分)
米ドル円          USD/JPY  146.53  (円)
ユーロ米ドル  EUR/USD  1.0819  (米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   158.55  (円)
ポンド円          GBP/JPY   184.62  (円)
ポンド米ドル  GBP/USD  1.2598  (米ドル)
 
8月28日のニューヨーク外国為替市場では、米ドル円は一時1ドル146円台後半まで上昇した。8月25日のジャクソンホール会議でパウエルFRB(米連邦準備理事会)議長は金融引き締めを継続する姿勢を示した一方、日銀は依然として金融緩和を続けることが見込まれている。そうしたなか、日米金利差の拡大を意識した円売りが優勢となった。
 
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が5.06%、10年債が4.2%となっている。
 
米ドル円は146.55円で取引を開始。朝方から堅調な展開となり、一時は146.75円まで上昇した。しかし、その後は一転して反落し、一時は146.37円まで下落。引けにかけては徐々に水準を切り上げる展開となり、146.54円で取引を終えた。
 
ユーロドルは1.0805ドルで始まると、徐々に水準を切り下げる展開となった。取引時間の後半にかけては一段高となり、一時は1.0821ドルまで上昇して引けた。ポンドは、対米ドルで1.2598ドル近辺での取引となっている。
 
ユーロ円は158.34円で取引を開始。取引時間の前半に一時158.19円まで下落したものの、その後は一転して水準を切り上げる展開となった。引けにかけても底堅く推移し、158.55円で取引を終えた。
 
株式
NYダウ平均     USD  34,559.98   +213.08 (+0.62%)
NASDAQ総合  USD  13,705.13   +114.48 (+0.84%)
S&P500           USD    4,433.31    +27.6 (+0.63%)
 
米株式市場のダウ工業株30種平均は続伸となった。米長期金利の上昇が一服したことや、中国での資本市場活性化策などを受けて緊張がやや和らいだことなどが、米株式相場の支えとなった。個別では製薬大手メルクやヘルスケア大手ジョンソンエンドジョンソンなどの下落が目立った一方、半導体大手エヌビディアやソーシャルメディア大手メタプラットフォームズなどが上昇した。
 
債券・商品先物
米国債10年                  4.202%  (-0.03)
NY原油(WTI)   USD/バレル    80.1  (+0.33%)
NY金(COMEX)  USD/オンス  1,946.8  (+0.35%)
 
 

【日本】 米ドル円は売り買いが交錯、ユーロはじり高の展開

 
為替(17時)
8月28日の東京外国為替市場では、米ドル円は売り買いが交錯する展開となった。米長期金利が低下したことで、日米金利差の縮小を意識した円買い・米ドル売りが優勢となった。もっとも、米金利の低下が一服すると、次第に米ドル円は値を戻す展開となった。一方、ユーロは目立った取引材料のないなかで徐々に買われ、対米ドルと対円でともに上昇した。
 
米ドル円は146.44円で取引を開始。朝方から堅調な展開となり、一時は146.62円まで上昇した。しかし、その後は軟調に推移し、一時は146.28円まで水準を切り下げた。引けにかけてはやや反落し、146.55円で取引を終えた。
 
ユーロドルは1.0797ドルで始まると、徐々に水準を切り上げる展開となった。夕方にかけても上昇して一時は1.0821ドルまで買われたが、終盤にかけてはやや反落し、1.0809ドルで引けた。
 
ユーロ円は158.11円で取引を開始。朝方から堅調に推移し、一時は158.49円まで上昇した。引けにかけても底堅く推移し、158.4円で取引を終えた。
 
債券
10年長期金利  0.6625% (+0.008)

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