良好な米経済指標の結果を受けて米ドルが買われる

【米国】

為替(2024年1月10日  6時00分)
米ドル円         USD/JPY  144.52  (円)
ユーロ米ドル  EUR/USD  1.0928  (米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   157.92  (円)
ポンド円          GBP/JPY   183.56  (円)
ポンド米ドル  GBP/USD  1.2708  (米ドル)
 
1月9日のニューヨーク外国為替市場では、米ドルが買われる展開となった。米長期金利が低下すると円買い・米ドル売りが先行したものの、2023年11月の米貿易赤字が予想外に縮小すると、景気減速懸念が後退して米ドル買いが優勢となった。一方、ポルトガル中銀総裁はECB(欧州中央銀行)が想定よりも早期に利下げを実施する可能性について述べ、一時はユーロの売り材料となった。
 
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.36%、10年債が4.01%となっている。
 
米ドル円は144.08円で取引を開始。取引時間の前半は低調に推移し、一時143.66円まで下落した。しかし、その後は水準を切り上げる展開となり、一時は144.62円まで上昇。引けにかけても底堅く推移し、144.52円で取引を終えた。
 
ユーロドルは1.0932ドルで始まると、この日は段階的に水準を切り下げる展開となり、一時は1.0911ドルまで下落した。ただし、その後はやや持ち直し、1.0928ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2708ドル近辺での取引となっている。
 
ユーロ円は157.49円で取引を開始。取引時間の前半に一時は157.21円まで下落する場面があった。しかし、その後は徐々に水準を切り上げる展開となり、一時は158.00円まで上昇。取引時間の後半も底堅く推移し、157.93円で取引を終えた。
 
株式
NYダウ平均     USD  37,525.16   -157.84 (-0.42%)
NASDAQ総合  USD  14,857.71   +13.93 (+0.09%)
S&P500           USD    4,756.5    -7.03 (-0.15%)
 
米株式市場のダウ工業株30種平均は反落となった。主力銘柄の一部で利益確定の売りが出た。個別では半導体大手エヌビディアや電子商取引大手アマゾンなどの上昇が目立った一方、電気自動車大手テスラや石油大手シェブロンなどが下落した。
 
債券・商品先物
米国債10年                  4.0133%  (-0.016)
NY原油(WTI)   USD/バレル    72.23  (+1.84%)
NY金(COMEX)  USD/オンス  2,035.9  (+0.08%)
 
 

【日本】 売り買いが交錯する展開

 
為替(17時)
1月9日の東京外国為替市場では、売り買いが交錯する展開となった。国内の長期金利が低下基調で推移した一方、欧州では長期金利が上昇して始まり、日欧長期金利の拡大を受けてユーロ買い・円売りの動きが見られた。
 
米ドル円は144.23円で取引を開始。朝方に一時は144.28円まで上昇したものの、その後は水準を切り下げる展開となり、143.42円まで下落した。ただし、取引時間の後半は反発する動きとなり、144.07円で取引を終えた。
 
ユーロドルは1.095ドルで始まると、売り買いが交錯する展開となった。高値1.0966ドルと安値1.0946ドルのレンジで推移し、1.0957ドルで引けた。
 
ユーロ円は157.91円で取引を開始。朝方から軟調な展開となり、一時は157.23円まで下落した。しかし、その後は反発する動きとなり、夕方には158.03円まで上昇。そのまま157.85円で取引を終えた。
 
債券
10年長期金利  0.5822% (-0.018)

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