【米国】
為替(2024年1月12日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 145.40 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0971 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 159.52 (円)
ポンド円 GBP/JPY 185.26 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2749 (米ドル)
1月11日のニューヨーク外国為替市場では、一時米ドルが買われる展開となった。この日発表された消費者物価指数(CPI)(前年比、前回3.1%、予想3.2%、結果3.4%)は市場予想を上回り、市場ではFRB(米連邦準備理事会)による利下げ時期が遠のくとの見方が強まった。ただし、早期利下げを期待する見方も根強く、買い一巡後は米ドルが売られる展開となった。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.25%、10年債が3.96%となっている。
米ドル円は145.39円で取引を開始。米CPIの結果を受けて、一時は146.42円まで上昇した。しかし、その後は徐々に水準を切り下げる展開となり、145.41円まで下落して取引を終えた。
ユーロドルは1.0979ドルで始まると、CPI発表直後に1.0994ドルまで上昇する場面があった。しかし、その後は一転して1.0931ドルまで下落するなど乱高下した。取引時間の後半は1.0971ドルまで回復して引けた。ポンドは、対米ドルで1.2749ドル近辺での取引となっている。
ユーロ円は159.63円で取引を開始。一時は160.18円まで上昇する場面があった。その後は軟調な値動きとなり、一時は159.38円まで下落。159.53円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 37,711.02 +15.28 (+0.04%)
NASDAQ総合 USD 14,970.19 +0.54 (+0.00%)
S&P500 USD 4,780.24 -3.21 (-0.07%)
米株式市場のダウ工業株30種平均は小動きとなった。これから本格化する米主要企業決算発表への期待感が、株式相場の支えとなった。個別では電子商取引大手アマゾンやソフトウェア大手セールスフォースなどの上昇が目立った一方、電気自動車大手テスラや製薬大手ファイザーなどが下落した。
債券・商品先物
米国債10年 3.9696% (-0.063)
NY原油(WTI) USD/バレル 72.85 (+2.14%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,033.1 (+0.16%)
【日本】 米CPIを控えて様子見ムード、主要通貨ペアは小動きに終始
為替(17時)
1月11日の東京外国為替市場では、主要通貨ペアは小動きに終始した。11日のニューヨーク取引時間に開示される米消費者物価指数(CPI)を控えて様子見ムードが優勢だった。手掛かり不足のなか、米長期金利が4.00%を割り込んだことで米ドルを売る動きも見られた。ただし、日銀による早期金融政策の修正期待が後退しており、積極的に円を買う動きも限定的だった。
米ドル円は145.74円で取引を開始。取引時間の前半に一時は145.81円まで上昇する場面があった。しかし、その後は上値の重さが意識される展開となり、一時は145.28円まで下落。145.41円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0973ドルで始まると、朝方から堅調な展開となり、一時は1.0989ドルまで上昇した。引けにかけても底堅く推移し、1.0979ドルで引けた。
ユーロ円は159.98円で取引を開始。取引時間の前半に160.01円まで上昇する場面があった。しかし、その後は緩やかに水準を切り下げる展開となり、一時は159.51円まで下落。そのまま159.64円で取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.6005% (+0.019)