【今週のハイライト】内田日銀副総裁の発言を受けて週の後半は円売りが加速

為替(2024年2月9日 6時00分)
米ドル円         USD/JPY   149.30  (円)
ユーロ米ドル  EUR/USD  1.0777  (米ドル)
ユーロ円         EUR/JPY   160.92 (円)
ポンド円         GBP/JPY   188.40  (円)
ポンド米ドル  GBP/USD  1.2618  (米ドル)
 
米ドル円
2月5日からの週は、前週の米雇用統計の良好な結果を受け堅調に推移したものの2月6日(火)までは148.5円を挟み揉み合いが続いていた。
2月6日ニューヨーク時間には、米10年債利回りが低下したのに伴いドル売りが加速し147.7円台までドル安が進行した。
しかし147円台後半は底堅く、148円を挟んだところで揉み合いが続いた。
2月8日(木)には内田日銀副総裁の「大規模な金融緩和を解除したのちも、継続して利上げを行う可能性は低い」との発言を皮切りにいっきにドル高円安が進行した。
 
ユーロドル
ユーロドルは、ユーロ売りドル買い先行でスタートした。2月5日のニューヨーク時間には1.0722ドルの安値を付けた。その後いったん調整が入り2月6日にかけて再度安値を試すも1.07ドル前半は底値が堅く、安値を更新することはできなかった。
そこからは、ユーロ高ドル安の展開へ流れが変わり、2月6日の高値を上抜けた。
しかし1.078ドル台の上値は重く揉み合いが続いた。
 
ユーロ円
ユーロ円は、週の前半は円高ユーロ安の流れで、じりじりと値を下げ159円前後で揉み合いが続いていた。
その後はショートカバーが入り159.73円まで値を戻すも、2月7日ニューヨーク時間に再び円高へ振れた。
しかし2月8日に内田日銀副総裁の「金融緩和継続」の発言を受けてドル円につられいっきに円売りが進み、7日高値を上抜けて堅調に推移した。
 
 
2月5日 9時00分 ~2月9日 6時00分までのレンジ幅
米ドル円  USD/JPY 147.61~149.47(円)
ユーロドル EUR/USD 1.0722~1.0788(ドル)
ユーロ円  EUR/JPY 158.90~160.99(円)
ポンドドル GBP/USD 1.2518~1.2641(ドル)
ポンド円  GBP/JPY 186.14~188.48(円)
 
株式
米株式市場は、NYダウとS&P500で史上最高値を更新し堅調に上昇した。
米労働市場の堅調な経済指標結果を受けて、米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退したことや高値圏での利確売りが発生し、週の前半では一時値を下げるタイミングもあった。
しかし、企業の良好な決算結果などを受けて堅調に推移し、堅調に上値を伸ばす結果となった。

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