原油価格の上昇が一段落したことで、原油高が経済へ悪影響を及ぼすとの警戒感が和らいだ

【米国】原油供給への不安が和らいだことで、「有事のドル買い」を巻き戻す動きが優勢となった

為替(2026年3月18日  6時00分)
米ドル円          USD/JPY   159.00(円)
ユーロ米ドル   EUR/USD  1.1540(米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   183.46(円)
ポンド円          GBP/JPY   212.36(円)
ポンド米ドル   GBP/USD  1.3354(米ドル)

 
3月17日のニューヨーク外国為替市場は、一部船舶がホルムズ海峡を通過し始めたとの報道から、原油供給不安が後退し原油価格は93ドル台まで低下した。これに伴い、「有事のドル買い」を巻き戻す動きが強くなり、株高・ドル安が優勢となった。米10年債利回りが4.19%台まで低下したこともドル売りを促した。
 
米ドル円は、ホルムズ海峡の通行は依然としてほぼ停止状態にあるものの、一部の船舶は同海峡を通過し始めたとの情報もあり原油価格の騰勢は弱まった。これに伴い株高・ドル安が強まり前日安値を割り込み158.72円まで下値を拡大した。ただ、売り一巡後は下げ渋った。
 
ユーロドルは、重要な石油ルートのホルムズ海峡の航行状況が改善するとの期待から、原油相場が下落し、全般でドル売りが優勢となり午前3時台には1.1547ドルまで上値を伸ばした。ハセット米国家経済会議委員長は「タンカーがホルムズ海峡を通過し始めている」などと発言した。
 
株式
NYダウ平均       USD   46,993.25              +46.85(+0.09%)
NASDAQ総合    USD   22,482.95             +108.25(+0.48%)
S&P 500             USD    6,716.08               +16.71(+0.24%)

株式市場は、原油先物相場が上げ幅を縮小すると、エネルギー高が景気への悪影響を及ぼすとの警戒感が和らいだ。NYダウ平均は直近で下げが続いていたこともあり、買戻しが強まり一時480ドル超上昇した。
 
債券・商品先物
米国債10年                              4.202%      (-0.020)
NY原油(WTI)     USD/バレル   94.98          (+2.15%)
NY金(COMEX)  USD/オンス   5,011.3       (±0%)
 

【日本】原油価格の底堅い値動きを確認すると、全般でドル買いが優勢となった
 

為替(17時)
3月17日の東京外国為替市場は、中東情勢の緊張が長引くとの懸念から引き続き原油価格は底堅く推移した。これに伴い「有事のドル買い」が意識されたことで、全般でドル買いが優勢となった。米10年債利回りが4.24%台後半まで上昇したこともドル買いを促した。
 
米ドル円は、時間外の原油先物相場が上昇した事を手掛かりにしたドル買いが優勢となり10時過ぎには159.45円まで上値を伸ばした。その後は159.20円まで売り戻されたものの、原油価格が再び上昇したことで159.49円まで上値を更新した。
 
ユーロドルは、全般でドルの買い戻しが進んだ流れに沿って1.1486ドルまで売りが先行したが、12時台には1.1503ドルまで買い戻されたが、ユーロ円が下落したこともあり15時過ぎには1.1466ドルまで下値を拡大した。その後は原油価格の上昇が一服したことで1.1500ドルまで買い戻された。
 
ユーロ円は、ドルがらみの取引が中心となり方向感の出にくい相場となった。ユーロドルが下落したタイミングでは182.81円まで下値を拡大したものの、売り一巡後は183.08円まで買い戻されるなど、引き続き方向感は出にくかった。
 
債券
日本国債10年   2.268%     (-0.009)
 

【市場主要イベント】
18日 ユーロ 2月消費者物価指数(HICP、改定値)
   加   カナダ銀行 政策金利
   米   FOMC政策金利発表
19日 日   日銀金融政策決定会合政策金利発表
   新   10-12月期四半期国内総生産(GDP)
   英   イングランド銀行金利発表
   ユーロ 欧州中央銀行(ECB)政策金利
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