【米国】米ドルは揉み合い、株は引けにかけて急上昇
為替（2024年2月22日 6時00分）
米ドル円 USD/JPY 150.19 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0817 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 162.48 (円)
ポンド円 GBP/JPY 189.75 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2633 (米ドル)
2月21日のニューヨーク外国為替市場は、24時以降に米10年債利回りが上昇に転じ4.33％の高値を付けたのに合わせて米ドルが買われた。
これにより対円では円が売られ堅調な推移を見せた。しかし対米ドルでは積極的なドル買いは一時的となった。
28時のFOMC議事録公表では、大半の当局者が「急速な利下げにはリスクがある」という認識があり、「さらなるインフレに対するリスクの可能性も認識している」という発言から早期利下げへの期待感は後退している。
米ドル円は、米10年債利回りの上昇を受けて150.38円の高値を付けた。その後はFOMC議事録公表をまえにポジション整理の売りが入った。FOMC議事録公表では、多くの当局者が「早期利下げはリスクがある」という認識であることがわかると150.39円まで上昇するも上値は重く、売りが入り150.2円まで下落し揉み合いが続いた。
ユーロドルは、米10年債利回りの上昇をうけてドル買いが進行するも限定的で、1.0800ドルの底値が堅くドルが売られユーロが買われる展開となった。FOMC議事録公表では一時1.0824ドルまで高値を伸ばした。
その後は揉み合いが続き、1.0817ドルで引けた。
ユーロ円は、米ドル円につられ円が売られて、堅調に推移。162.59円まで高値をつけるも買いは一服した。ユーロ円ではFOMC議事録公表による影響はなく162.5円を挟み高値圏でもみ合いが続いている。
株式
NYダウ平均 USD 38,614.04 +44.23(+0.11%)
NASDAQ総合 USD 15,582.59 -52.51(-0.33)
S&P500 USD 4,981.33 +5.48(+0.11%)
株式市場では、米10年債利回りの上昇もありじり安のさえない展開となった。取引終了後に決算発表を控えているエヌビディアが連日下落していることも不安材料となり、安値を切り下げていった。
しかし引け間際に、まとまった規模の買いが入り急速に持ち直し、NYダウ平均・ナスダック・S&P500の主要3指標で始値を上回る水準で引けた。
債券・商品先物
米国債10年 4.323 (+0.052)
NY原油（WTI） USD/バレル 77.87 (+1.01%)
NY金（COMEX） USD/オンス 2,035.2 (-0.02%)
【日本】FOMC議事録公表を前に、積極的な取引は控えられる
為替（17時）
2月21日の東京外国為替市場は、米10年債利回りが4.26％まで低下したことを受けてドル売りが進行した。しかし底値も固く反発し4.28％まで上昇したが、戻しも限定的で各通貨でもみ合いが続いている。深夜のFOMC議事録公表を前に積極的な取引は控えられている。
米ドル円は、上昇と下落を繰り返し、方向感なく150円を挟んでもみ合いが続いている。深夜のFOMC議事録公開を前に積極的な取引は控えられているようだが、引けにかけてはドルが買われる展開となり、150.14円で引けた。
ユーロドルは、米10年債利回りが低下したことを受けてドル売りユーロ買いが緩やかに進行し1.0819ドルの高値を付けるも上値は重く、米10年債利回りの下げ幅が縮小すると再びドル買いが進行して、1.0810ドルで引けた。
ユーロ円は、小幅な値動きながらも堅調に推移し高値・安値を切り上げている。引けにかけては、ドル円が上昇したのにつられてユーロ高が進行し、162.33円で引けた。
債券
10年長期金利 0.718％ (-0.01)
【市場主要イベント】
2月22日 独 製造業PMI
英 製造業PMI
加 小売売上高
米 製造業PMI