【米国】米インフレ指標を受けてドル売り、株高進行
為替（2024年3月1日 6時00分）
米ドル円 USD/JPY 149.91 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0808 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 162.03 (円)
ポンド円 GBP/JPY 189.24 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2623 (米ドル)
2月29日のニューヨーク外国為替市場は、1月米PCEコアデフレーター（予想：0.4%、結果：0.4%）や1月個人消費支出（予想：0.2%、結果：0.2%）は予想通りの結果となったが、新規失業保険件数（予想：21.0万件、結果：21.5万件）は予想よりも若干悪化するなど強弱の入り混じる結果となった。これを受けて、4.31％台まで上昇していた米10年債利回りは、4.22％台まで下落した。
米ドル円は、東京時間の下落の流れを変えられずに上値の重たい展開となり、150.15円の高値を付けた後には、米10年債利回りの低下を受けて、149.20円まで安値を押し下げた。
ロンドンフィキシングにかけては、ドル買いの流れがでて、150円台を回復するも勢いは続かず再び押し戻され、149.92円で引けた。
ユーロドルは、方向感なくもみ合っていたがロンドンフィキシングにかけて、ユーロ売りドル買いが進行し前日安値の1.0797ドルの安値を割り込み、1.0795ドルの安値を付けた。その後はドル買いが一服するも、戻しは限定的で揉み合いが続き1.0808ドルで引けた。
株式
NYダウ平均 USD 38,976.15 +23.07(+0.05%)
NASDAQ総合 USD 16,082.34 +132.72(+0.83％)
S&P500 USD 5,099.68 +29.42(+0.58%)
株式市場では、1月米PCEコアデフレータの結果が鈍化したことを受けて、買いが先行した。しかし昨日上昇していた景気敏感株などに利益確定の売り上げが入り、下げに転じた。もっとも引けにかけては、再び買いが強まるなど下値も堅かった。ナスダック市場では、エヌビディアなどの半導体関連株が相場をけん引し、2021年11月以来の史上最高値を更新した。
債券・商品先物
米国債10年 4.242 (-0.026)
NY原油（WTI） USD/バレル 77.74 (-0.42%)
NY金（COMEX） USD/オンス 2052.7 (+0.46%)
【日本】日銀審議官の発言を受けて、早期のマイナス金利解除の観測が高まり円買いが進む
為替（17時）
2月29日の東京外国為替市場は、高田日銀審議委員が「2％目標の実現がようやく見通せる状況になってきた」との見解を示すと、早期のマイナス金利解除への期待が高まり、本邦長期金利が上昇した。これを受けて円買いが活発となった。
米ドル円は、高田日銀審議官の発言を受けて大幅に円買いが進行した。27日の安値150.07円を割り込み、13時台には149.69円の安値を付け反発した。その後14時台には150.10円まで買い戻されるも上値の重さを確認すると再び下値を試す動きとなり149.62円まで安値を押し下げた。
ユーロドルは、ユーロ円の下落とドル円の下落に挟まれ方向感なく小幅な値動きでもみ合った。1月仏消費者物価指数が前月比・前年比ともに予想よりも上振れしたことで、一時的に買いが入るも勢いはなく1.0839ドルにとどまり、買いが一服すると再び1.0825ドルまで下押した。
ユーロ円は、高田日銀審議官の発言を受けて円買いが進行し26日の安値162.56円を割り込み、162.17円まで安値を押し下げた。その後は買戻しが入るも勢いはなく、162.60円の高値を付けた後は再び下値を試し162.04円まで安値を押し下げた。
債券
10年長期金利 0.706％ (+0.010)
【市場主要イベント】
1 日 米 ISM製造業景況指数
米 ミシガン大消費者物価指数