米国株は経済指標の悪化を受けて下落、アップルは2.8%下落

【米国】経済指標や米10年債利回りの低下を受けてドル売り

為替(2024年3月6日  6時00分)
米ドル円         USD/JPY   149.91  (円)
ユーロ米ドル  EUR/USD  1.0857  (米ドル)
ユーロ円         EUR/JPY   162.77 (円)
ポンド円         GBP/JPY   190.46  (円)
ポンド米ドル  GBP/USD  1.2705  (米ドル)

 
3月5日のニューヨーク外国為替市場は、ISM非製造業景況指数(予想:53.0、結果:52.6)が予想を下回り、米製造業新規受注(予想:-2.9%、結果:-3.6%)が弱い結果であることを確認すると、全般ドル売りが活発化した。
 
米ドル円は、ドル売りが先行したことで149.70円まで安値を押し下げた。その後は下げ渋り、150円台を回復するも150.22円までにとどまり、再び押し戻された。引けにかけては再び150円台を割り込み149.89円で引けた。
 
ユーロドルは、米ISM非製造業景況指数の予想を下回る結果を受けて、ドルが売られ一時1.0876ドルまで上値を伸ばした。しかしリスクオフの売りに押され1.0848ドルまで戻された。その後はやや買戻しが入るも、1.0858ドルまでにとどまり、1.0857ドルで引けた。
 
株式
NYダウ平均       USD   38,587.38   -405.93(-1.04%)
NASDAQ総合    USD   15,941.19   -265.88(-1.64%)
S&P500              USD    5,079.26    -51.77(-1.00%)

株式市場では、全般大幅な下落となった。アップル株が「中国でのスマートフォン販売台数が、年初からの6週間で前年同期比24%減少した」と伝わると大幅下落して、指数を押し下げた。6日以降のパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言や雇用統計を控え、ポジション調整の売りにも押される形となった。
 
債券・商品先物
米国債10年                              4.135     (-0.082)
NY原油(WTI)     USD/バレル    77.69     (-0.88%)
NY金(COMEX)  USD/オンス    2,138.1  (+0.61%)
 

【日本】米10年債利回りの低下と欧州株先物の下落を受け、円が買われる


為替(17時)

3月5日の東京外国為替市場は、円買いの流れが強まった。時間外の米10年債利回りが低下したことや、欧州株先物の下落を受けてリスク回避の円買いが強まった。もっとも週後半の重要経済指標を前に積極的な動きにはならず、小幅な値動きにとどまった。
 
米ドル円は、東京時間オープン後仲値にかけてドル売り円買いとなり、150.35円の安値を付けたが、その後は反転上昇した。午後にかけては前日高値の150.56円を目指すも勢いはなく、米10年債利回りの低下を受けて、ドル売りが進行。午前中の安値を割り込み、150.34円の安値を付けたのち、150.41円で引けた。
 
ユーロドルは、ユーロ安が進行した。欧州株先物の下落が重しとなり1.0841ドルまで下げたが、前日安値を前に下げ止まり、1.0846ドルで引けた。ユーロが売られ、ドルも売られていたことから、ユーロ売りが優勢ではあったものの値幅は限定的となった。
 
ユーロ円は、弱含みとなった。欧州株先物が下落していることでリスク回避の円買いユーロ売りの流れが強まった。また米10年債利回りの低下によるドル円の下落も後押しとなり、163.02円まで下落し163.15円まで戻し引けた。

債券
10年長期金利  0.697% (-0.013)
 
【市場主要イベント】
6日 豪   第4四半期GDP
     米   ADP全米雇用報告
     加   BOC政策金利&声明発表
    米    パウエルFRB議長の議会証言
7日 ユーロ ECB政策金利&声明発表
    米    パウエルFRB議長の議会証言
8日 ユーロ 第4四半期GDP
    米    雇用統計

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