【米国】米卸売物価指数が予想を下回るも、依然としてドル買いが優勢
為替(2024年4月12日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 153.25 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0725 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 164.31 (円)
ポンド円 GBP/JPY 192.35 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2549 (米ドル)
4月11日のニューヨーク外国為替市場は、米卸売物価指数(予想:0.3%、結果:0.2%)が予想を下回るとドル売りが先行したが、FRBの利下げ開始時期が後退観測が高まっていることもあり、再びドル買いが優勢となった。
米ドル円は、小幅ながらも続伸した。米卸売物価指数が予想を下回ったことが分かると、米長期金利の低下とともにドル売りが先行し、152.80円付近まで下押しした。ただ東京時間に付けた152.76円が目先のサポートとして意識されじりじりと買戻しが進んだ。
ユーロドルは、米卸売物価指数の下振れを受けて、ドル売りが先行し一時1.0757ドルと日通し高値をつけたものの「米国の利下げ開始時期が後退する」との観測が高まっており、再びドル買いが進行し、1.0699ドルの日通し安値を付けた。
株式
NYダウ平均 USD 38,455.74 -0.79(-0.01%)
NASDAQ総合 USD 16,439.21 +270.99(+1.67%)
S&P500 USD 5,198.33 +38.51(+0.74%)
株式市場では、NYダウ平均が一時260ドル超下落する場面もあったが、米卸売物価指数が予想を下回ったことで、インフレへの過度な警戒が後退し下落幅を縮小した。ハイテク株比率が高いナスダックは、エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)など半導体株を中心に買いが集まった。
債券・商品先物
米国債10年 4.591 (+0.047)
NY原油(WTI) USD/バレル 84.96 (-0.66%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,390.6 (+1.62%)
【日本】前日の米CPIの結果を受けたドル買い優勢が継続
為替(17時)
4月11日の東京外国為替市場は、前日の米消費者物価指数の予想を上回る結果を受けてドル買いが継続し、全般でドル買いが優勢な相場となった。林官房長官が「為替相場の行き過ぎた動きにはあらゆる手段を配乗せずに対応する」「ファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが重要」と急激な円安をけん制する発言もあったが、相場の反応は限定的だった。
米ドル円は、午前中は調整の売りが入ったものの午後になると強含み。前日の消費者物価指数が予想を上回る結果となり大幅に上昇し付けた高値の153.23円手前まで再び上昇したが、レジスタンスとして意識され押し戻された。
ユーロドルは、揉み合いが続いたが欧州勢の参入とともにドル買いが再燃した。前日の安値1.0728ドルをわずかに割り込み1.0726ドルの安値を付けたが、下げ渋り反発上昇した。しかし上値も限定的で、1.0744ドルまで戻して引けた。
ユーロ円は、東京オープンからやや下押したが底堅く、ドル円に追随する形で164.5円台にその後もユーロドルの切り返しが支えとなり164.51円で引けた。
債券
10年長期金利 0.860% (+0.066)
【市場主要イベント】
12日 英 GDP
米 ミシガン大消費者信頼感指数