【米国】経済指標の予想上振れや米10年債利回りの上昇で、全般ドル買いが優勢となった
為替(2024年7月19日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 157.36 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0896 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 171.47 (円)
ポンド円 GBP/JPY 203.67 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2943 (米ドル)
7月18日のニューヨーク外国為替市場は、ECBが定例理事会にて政策金利を4.25%に据え置いた。しかし独長期金利が低下傾向を強めるとユーロ売りが優勢となった。6月米景気先行指標総合指数(予想:-0.3%、結果:-0.2%)と予想をやや上回った事もドル買いを支えた。米10年債利回りが上昇したことで、全般でドル買いが優勢となった。
米ドル円は、対ユーロでドル買いが進行したことを受けて、ドル円は堅調に推移した。6月米景気先行指標総合指数が予想を上回った事も相場の支援材料となった。欧州引け後も上昇の流れは緩やかに続き、28時台には157.39円まで上値を伸ばした。米10年債利回りが4.20%台まで上昇したことも相場の支援材料となった。
ユーロドルは、ECB定例理事会にて市場の予想通り政策金利を4.25%で据え置くことを決定した。声明では「インフレ率は来年も目標を上回る水準が続く可能性が高い」「今後も金融政策はデータ次第で、会合ごとに決定し金利の道筋を事前に約束することはない」と指摘した。ただその後に独長期金利が低下の傾向を強めたことで1.0893ドルまで下値を広げた。
株式
NYダウ平均 USD 40,659.99 -536.13(-1.30%)
NASDAQ総合 USD 17,874.45 -122.00(-0.67%)
S&P500 USD 5,544.50 -44.17(-0.79%)
株式市場では、NYダウ平均で7営業日ぶりに反落した。前日までに6営業日続伸し史上最高値を更新していたこともあり、利益確定目的の売りが入りやすくなった。ゴールドマン・サックスやJPモルガン、ボーイングなどで下げが目立った。ハイテク株比率の高いナスダックでは、アルファベットやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)などに売りが目立った。
債券・商品先物
米国債10年 4.204% (+0.045)
NY原油(WTI) USD/バレル 81.87 (+0.01%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,447.9 (-0.61%)
【日本】対円では前日までのげらくのショートカバー優位でスタートするも、上値は重たい
為替(17時)
7月18日の東京外国為替市場は、米10年債利回りの上昇を受けて対円では、前日までのショートカバーが優位となった。ただ売り圧力も強く残り、上値は重たかった。欧州通貨は、夜に控えたECB理事会を前に様子見ムードが広がり小幅なレンジでの推移となった。
米ドル円は、早朝に円買いが進み155.36円の安値を付けた。日経平均が低く寄り付き980円超安となったがその後690円安付近まで持ち直した事や、時間外の米10年債利回りがじり高に推移したことも支えとなり、ドル円はショートカバーが優位となった。もっとも156円半ばでは売り圧力が強く、一巡後には155.92円まで下げ足を速めた。
ユーロドルは、米10年債利回りがじり高に推移しドル円が反発すると、小幅ながらもじり安に推移した。ややドル買いが有利に推移したが、夜に控えているECB理事会を前に動意は薄く、小幅なレンジでのもみあいとなった。
ユーロ円は、早朝に169.98円まで値を下げたがドル円の上昇に連動し、171.19円まで上値を伸ばしたが、ドル円同様に上値は限定的だった。買い一巡後は売り圧力に押され170.39円まで値を下げたが、底値も堅く170.70円前後でのもみ合いが続いた。
債券
10年長期金利 1.040% (-0.006)
【市場主要イベント】
19日 日 6月CPI