【米国】米利下げ観測の高まりを受けて、全般でドル売りが優勢となった
為替(2025年11月26日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 156.10(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1565(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 180.52(円)
ポンド円 GBP/JPY 205.46(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3161(米ドル)
11月25日のニューヨーク外国為替市場は、ミランFRB理事が「金融政策が経済を抑制している」「経済が大幅な利下げを必要としている」などと述べたことで全般でドル売りが優勢となった。また米10年債利回りが一時3.988%まで低下したこともドル売りを促した。
米ドル円は、FRB高官が利下げの必要性について発言したことや、米ADP民間雇用者数が週平均で1万3,500人減少したことが相場の重しとなり、売りが優勢となった。米10年債利回りが低下したことも相場の重しとなり、155.80円まで下値を拡大した。もっとも米10年債利回りは4.00%手前で下げ渋ったことで、ドル円も下げ渋った。
ユーロドルは、米10年債利回りの低下に伴いユーロ買い・ドル売りが優勢となった。またユーロクロスが上昇につれた買いが入ったことで、24時過ぎには1.1584ドルまで上昇した。買い一巡後は伸び悩んだものの、ミランFRB理事が利下げの必要性について発言したことで、再びドル売りが優勢となり、1.1586ドルまで上値を更新した。
株式
NYダウ平均 USD 47,112.44 +665.50(+1.43%)
NASDAQ総合 USD 23,025.95 +148.72(+0.65%)
S&P 500 USD 6,766.09 +60.83(+0.90%)
株式市場は、9月米小売売上高や米卸売物価指数、米消費者信頼感指数が市場予想を下回り、米利下げ観測が高まると全般で株買いが優勢となった。FRBの次期議長候補として「ハセット国家経済会議委員長が有力」との一部報道も相場を下支えした。
債券・商品先物
米国債10年 4.006% (-0.032)
NY原油(WTI) USD/バレル 57.87 (-1.71%)
NY金(COMEX) USD/オンス 4,129.2 (-0.03%)
【日本】日経平均株価の伸び悩みを受けて、全般で円買いが優勢となった
為替(17時)
11月25日の東京外国為替市場は、東京仲値にかけては全般で円売りが先行したものの、高く始まった日経平均株価が上昇幅を縮め、一時マイナスに転じたことでリスク・オフの円の買戻しが優勢となった。欧州勢が参入し始めると対欧州通貨ではドル売りが優勢となった。
米ドル円は、東京仲値にかけて156.27円まで上昇したものの、輸出の売りが持ち込まれたこともあり失速し156.55円まで売られた。ただその後は156.85円まで買い戻されるなど、下値も限られた。ただ欧州勢参入後には、対欧州通貨でドル売りが強まった影響もあり、156.52円まで売り戻された。
ユーロドルは、午前中はドル円もユーロ円も下落したことから、大きな方向感は出にくく1.1525ドル前後でもみ合う展開が続いた。14時台には1.1511ドルまで低下したが下値は限られた。欧州勢が参入し始めると、ドル売りが強まり1.1530ドルまで買い戻され、午前中高値をわずかに更新した。
ユーロ円は、仲値にかけては買いが強まったもののドル円の失速を確認すると180.47円まで下押した。その後は180.55円前後でもみ合う展開が続いたが、上値は重たく欧州勢参入後には180.39円まで下値を拡大した。
債券
日本国債10年 1.807% (+0.031)
【市場主要イベント】
26日 新 ニュージーランド準備銀行政策金利
27日 ユーロ ECB理事会議事要旨
28日 加 7-9月期四半期国内総生産