【米国】米雇用指標の良好な結果を受けて、全般でドル買いが優勢となった
為替(2025年12月10日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 156.90(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1626(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 182.42(円)
ポンド円 GBP/JPY 208.68(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3300(米ドル)
12月9日のニューヨーク外国為替市場は、10月米雇用動態調査求人件数が市場予想(予想:715.0万件、結果:767.0万件)を上回り米10年債利回りが4.18%台まで上昇したことを受けて、全般でドル買いが優勢となった。もっともFOMC結果公表を控えている中で、積極的な方向感は出にくかった。
米ドル円は、10月米雇用動態調査求人件数が市場予想を上回り、米10年債利回りが4.18%台まで上昇したことも相場の支援材料となり円売り・ドル買いが優勢となった。午前4時過ぎには156.95円まで上値を伸ばし日通し高値を付けた。
ユーロドルは、欧州時間には1.1657ドルまで上値を伸ばしたものの、良好な米雇用指標の結果を確認すると、米10年債利回りの上昇を手掛かりにドル買いが優勢となり、1.1615ドルまで下押し日通し安値を付けた。もっともFOMC結果公表前で積極的な方向感は出にくかった。
株式
NYダウ平均 USD 47,559.50 -188.32(-0.39%)
NASDAQ総合 USD 23,576.11 +26.49(+0.11%)
S&P 500 USD 6,840.31 -7.52(-0.10%)
株式市場は、NYダウ平均は買いが先行したものの、主力株への買いが一巡後は売りが優勢となり下げに転じた。10日にはFOMC結果公表を控えていることから持ち高調整目的の売りも出やすかった。一方でナスダックはテスラやアルファベットなどが買われ小幅ながら上昇した。
債券・商品先物
米国債10年 4.184% (+0.018)
NY原油(WTI) USD/バレル 58.19 (-0.83%)
NY金(COMEX) USD/オンス 4,240.8 (+0.46%)
【日本】FOMC開催を控えて、全般で大きな方向感は出にくかった
為替(17時)
12月9日の東京外国為替市場は、本日から開催されるFOMCを控えて、様子見ムードが強く全般で大きな方向感は出にくかった。なお、豪準備銀行は政策金利を予想通り3.60%に据え置いた。声明文では、「慎重姿勢を維持することが適切」「インフレは最近再び上昇している」とした。
米ドル円は、本日から開催されるFOMCを控えて様子見ムードが強く、155.90円前後でのもみ合いが続いた。時間外の米10年債利回りが4.18%台まで上昇した事でじり高に推移し、17時前には156.20円まで上昇した。植田日銀総裁は利上げ実現への見解を示したが、相場への影響は限定的だった。
ユーロドルは、前日の引け前のもみ合いレンジでのもみ合いで始まったが、ユーロ円の底堅い動きもあり、徐々に買いが強まり15時前には1.1650ドルまで上値を伸ばした。その後は対円でのドル買いが上値の重しとなり、17時過ぎには1.1633ドルまで下値を拡大した。
ユーロ円は、ドル円の上昇や豪ドル円の上昇につれて、じり高に推移した。17時前には181.82円まで上昇したものの、ユーロ導入以来の高値182.01円が目先のレジスタンスとして意識された。
債券
日本国債10年 1.960% (-0.014)
【市場主要イベント】
10日 米 7-9月期四半期雇用コスト指数
加 カナダ銀行 政策金利
米 FOMC政策金利発表
米 パウエルFRB議長の発言
11日 瑞 スイス国立銀行政策金利
12日 英 10月月次国内総生産