【米国】東京市場での円売りの流れを引き継ぎ全般で円売りが優勢となった
為替（2025年12月20日 6時00分）
米ドル円 USD/JPY 157.69(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1709(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 184.65(円)
ポンド円 GBP/JPY 210.90(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3374(米ドル)
12月19日のニューヨーク外国為替市場は、日銀の金融政策決定会合後の声明や植田日銀総裁の会見後の縁売りの流れを引き継ぎ、全般で円売りが優勢となった。本邦10年債利回りは一時2.02％台まで高水準となった。片山財務相の発言で円が買い戻される場面もあったが、一時的となった。
米ドル円は、日銀の金融政策決定会合結果公表後の円売りの流れを引き継ぎ円売り・ドル買いの流れが優勢となった。片山財務相が「為替が一方向で急激な動きがこの半日、数時間で明らかにあるので憂慮している」「行き過ぎた動きには適切に対応する」としたことで、一時156.93円まで下押したが反応は一時的だった。
ユーロドルは、ECB定例理事会や11月米消費者物価指数など重要指標を通過し他事で総じて動意の薄い展開となった。ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁は「インフレ動向を正確に把握するならさらなるデータが必要」「政策金利のさらなる調整を急ぐ必要はない」と述べたほか、ミランFRB理事は「労働市場を支援するには、金融政策を緩和する事が極めて重要」と述べた。
株式
NYダウ平均 USD 48,122.86 +167.54(+0.34%)
NASDAQ総合 USD 23,307.80 +302.88(+1.31%)
S&P 500 USD 6,833.60 +59.35(+0.87%)
株式市場は、エヌビディアやオラクルの株価が上昇したことを受けて投資家心理が改善し、ハイテク関連株を中心に買いが集まった。ハイテク株比率が高いナスダックでも、アドバンスト・マイクロ・デバイセズやマイクロン・テクノロジーなどが買われ、指数を押し上げた。
債券・商品先物
米国債10年 4.151% (+0.035)
NY原油（WTI） USD/バレル 56.52 (+1.18%)
NY金（COMEX） USD/オンス 4,370.3 (+0.10%)
【日本】日銀金融政策決定会合では政策金利を0.75%に引き上げたが、声明や会見を受けて円売りが進行した
為替(17時）
12月19日の東京外国為替市場は、日銀が金融政策決定会合にて0.25%の利上げを決定した。ただ「緩和的な金融環境は維持される」といった声明や、植田日銀総裁の「今後の利上げでは実質金利や貸出動向など総合的に判断していく必要がある」など、想定よりもタカ派ではなかったことを受けて円売りが進行した。
米ドル円は、時間外の米10年債利回りが上昇したことで買いが先行した。日銀の金融政策決定会合では、政策金利を0.25％引き上げることを決定した。声明では「緩和的な金融環境は維持される」など、期待したほどタカ派ではなかったことで円売りで反応した。植田日銀総裁の会見でも、慎重な姿勢が見受けられたことで156.74円まで円売りが進んだ。
ユーロドルは、円主体の相場となる中で小幅なレンジでのもみ合いが続いた。日銀の声明や植田日銀総裁の会見を受けてドル円が上昇すると、ユーロドルでもドル買いが優勢となり1.1703ドルまで下値を拡大した。
ユーロ円は、日経平均株価が堅調に推移したこと受けてじり高に推移した。日銀の金融政策決定会合では、市場予想通りに0.25％の利上げが決定されたものの、日銀の声明や植田日銀総裁の会見で、想定よりもタカ派ではないことが伝わると円売りが進み183.39円まで上値を伸ばした。
債券
日本国債10年 2.020% (+0.056)
【市場主要イベント】
22日 英 7-9月四半期国内総生産
23日 米 7-9月四半期国内総生産
加 10月月次国内総生産
24日 日 日銀･金融政策決定会合議事要旨
26日 日 12月東京都区部消費者物価指数
| 日付 |
時間 |
国名 |
経済指標 |
重要度 |
予想 |
前回 |
| 12/22 |
16:00 |
イギリス |
7-9月期四半期国内総生産(GDP、改定値)(前期比) |
★★★ |
0.1% |
0.1% |
| |
16:00 |
イギリス |
7-9月期四半期国内総生産(GDP、改定値)(前年同期比) |
★★★ |
1.3% |
1.3% |
| |
16:00 |
イギリス |
7-9月期四半期経常収支 |
★ |
-190億 |
-289億 |
| |
17:30 |
香港 |
11月消費者物価指数(CPI)(前年比) |
★★ |
1.2% |
1.2% |
| |
22:30 |
カナダ |
11月鉱工業製品価格(前月比) |
★ |
0.3% |
1.5% |
| |
22:30 |
カナダ |
11月原料価格指数(前月比) |
★ |
|
1.6% |
| 12/23 |
9:30 |
オーストラリア |
豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表 |
★★ |
|
|
| |
14:00 |
シンガポール |
11月消費者物価指数(CPI)(前年比) |
★★ |
1.3% |
1.2% |
| |
16:00 |
ドイツ |
11月輸入物価指数(前月比) |
★ |
0.1% |
0.2% |
| |
16:00 |
ドイツ |
11月輸入物価指数(前年同月比) |
★ |
-2.2% |
-1.4% |
| |
21:00 |
メキシコ |
11月貿易収支 |
★ |
|
6.06億 |
| |
22:30 |
アメリカ |
7-9月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比年率) |
★★★ |
3.2% |
3.8% |
| |
22:30 |
カナダ |
10月月次国内総生産(GDP)(前月比) |
★★★ |
-0.3% |
0.2% |
| |
22:30 |
カナダ |
10月月次国内総生産(GDP)(前年同月比) |
★★★ |
0.3% |
1.0% |
| |
22:30 |
アメリカ |
10月耐久財受注(前月比) |
★★ |
-1.5% |
0.5% |
| |
22:30 |
アメリカ |
10月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比) |
★★ |
0.3% |
0.6% |
| |
22:30 |
アメリカ |
7-9月期四半期GDP個人消費・速報値(前期比年率) |
★★ |
2.7% |
2.5% |
| |
22:30 |
アメリカ |
7-9月期四半期コアPCE・速報値(前期比年率) |
★★ |
2.9% |
2.6% |
| |
23:15 |
アメリカ |
11月鉱工業生産(前月比) |
★★ |
0.1% |
|
| |
23:15 |
アメリカ |
11月設備稼働率 |
★ |
75.9% |
|
| |
24:00 |
アメリカ |
12月リッチモンド連銀製造業指数 |
★★ |
|
-15 |
| |
24:00 |
アメリカ |
12月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) |
★★ |
92.0 |
88.7 |
| 12/24 |
8:50 |
日本 |
日銀・金融政策決定会合議事要旨 |
★★★ |
|
|
| |
8:50 |
日本 |
11月企業向けサービス価格指数(前年同月比) |
★ |
2.6% |
2.7% |
| |
14:00 |
日本 |
10月景気先行指数(CI)・改定値 |
★ |
|
110.0 |
| |
14:00 |
日本 |
10月景気一致指数(CI)・改定値 |
★ |
|
115.4 |
| |
21:00 |
アメリカ |
MBA住宅ローン申請指数(前週比) |
★ |
|
-3.8% |
| |
21:00 |
メキシコ |
11月失業率 |
★ |
|
2.61% |
| |
22:30 |
アメリカ |
前週分新規失業保険申請件数 |
★★ |
22.3万件 |
22.4万件 |
| |
22:30 |
アメリカ |
前週分失業保険継続受給者数 |
★★ |
|
189.7万人 |
| 12/25 |
8:50 |
日本 |
前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) |
★ |
|
3,564億 |
| |
8:50 |
日本 |
前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) |
★ |
|
5,283億 |
| |
14:00 |
日本 |
11月新設住宅着工戸数(前年同月比) |
★ |
0.6% |
3.2% |
| 12/26 |
8:30 |
日本 |
11月失業率 |
★★ |
2.6% |
2.6% |
| |
8:30 |
日本 |
11月有効求人倍率 |
★★ |
1.18 |
1.18 |
| |
8:30 |
日本 |
12月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比) |
★★ |
2.5% |
2.8% |
| |
8:50 |
日本 |
11月鉱工業生産・速報値(前月比) |
★★ |
-2.0% |
1.5% |
| |
8:50 |
日本 |
11月鉱工業生産・速報値(前年同月比) |
★★ |
-0.5% |
1.6% |
| |
8:50 |
日本 |
11月小売業販売額(前年同月比) |
★ |
0.9% |
1.7% |
| |
8:50 |
日本 |
11月百貨店・スーパー販売額(既存店)(前年同月比) |
★ |
|
3.3% |