【米国】米10年債利回りの上昇を受けて、全般でドル買いが優勢となった
為替(2025年12月5日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 155.10(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1644(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 180.60(円)
ポンド円 GBP/JPY 206.73(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3328(米ドル)
12月4日のニューヨーク外国為替市場は、米10年債利回りが低下したことでドル売りが先行したものの、米10年債利回りが4.11%台まで上昇したことで徐々にドル買いが優勢となった。米新規失業保険申請件数(予想:22.0万件、結果:19.1万件)が市場予想よりも良好な結果となったこともドル買いを支えた。
米ドル円は、欧州時間からの売りの流れが続きNY時間序盤には154.50円まで下値を拡大した。その後は米10年債利回りが上昇したことに伴い、買戻しが優勢となった。米新規失業保険申請件数は市場予想よりも良好な結果となったが、積極的に買い戻しを進める展開とはならず155.13円までにとどまった。
ユーロドルは、1.1670ドル前後でもみ合う展開が続いたが、米10年債利回りが上昇したことで徐々に上値が重たくなり、売りが優勢となった。引け前には1.1641ドルまで下値を拡大した。
株式
NYダウ平均 USD 47,854.93 -35.16(-0.07%)
NASDAQ総合 USD 23,508.87 +53.27(+0.22%)
S&P 500 USD 6,857.25 +6.75(+0.09%)
株式市場は、引き続き米利下げ観測が高まっていることが投資家心理の支えとなった一方で、NYダウ平均は先月の史上最高値が視野に入る中で、短期的な過熱感から利益確定目的の売りも出やすかった。
債券・商品先物
米国債10年 4.102% (+0.039)
NY原油(WTI) USD/バレル 59.47 (+0.95%)
NY金(COMEX) USD/オンス 4,240.2 (+0.07%)
【日本】対人民元でドル買いが優勢となると、全般でドル買いが優勢となった
為替(17時)
12月4日の東京外国為替市場は、本邦10年債利回りが上昇していることを受けて全般で円買いが先行した。ただ、中国人民銀行が設定したドル人民元の中間値の結果を受けて、全般でドル買いが優勢となった。
米ドル円は、本邦10年債利回りが上昇したことで円買いが先行し155.02円まで下押したものの、節目の155円がサポートとして意識されると下げ渋った。中国人民銀行が設定したドル人民元の中間値が市場予想よりもドル高だったことで、ドル人民元が上昇したことも相場の支えとなり155.54円まで上昇した。
ユーロドルは、前日に上昇した反動から売りが先行したほか、対人民元でのドル買い圧力が強まったことで、ドル買いが優勢となり1.1653ドルまで下押した。その後は下げ渋ると米10年債利回りが上昇幅を縮めたこともあり1.1665ドルまで買い戻された。
ユーロ円は、ドル円の下落につれて売りが先行し180.82円まで下押したものの、ドル円が下げ渋ったことで181.29円まで買い戻された。その後はドル円もユーロドルも値動きが鈍いこともあり、小幅にもみ合い181.10円前後でもみ合った。
債券
日本国債10年 1.937% (+0.042)
【市場主要イベント】
5日 ユーロ 7-9月期四半期域内総生産
加 11月新規雇用者数
米 9月個人消費支出