【米国】米経済指標が軒並み上振れたことで、ドル買いが先行した
為替(2025年7月18日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 148.60(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1595(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 172.30(円)
ポンド円 GBP/JPY 199.34(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3414(米ドル)
7月17日のニューヨーク外国為替市場は、6月米小売売上高(予想:0.1%、結果:0.6%)や7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数(予想:-1.0、結果:15.9)・米新規失業保険申請件数(予想:23.5万件、結果:22.1万件)が軒並み市場予想を上回ったことで、全般でドル買いが先行した。ただ、米10年債利回りが上げ幅を縮小した事を受けて、売り戻される展開となった。
米ドル円は、6月米小売売上高や7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数・米新規失業保険申請件数が市場予想よりも強い結果だったことで、149.09円まで上値を伸ばした。ただ、前日につけた高値149.18円が目先のレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。また、米10年債利回りが4.43%台まで低下した事も重しとなり、148.38円まで反落した。
ユーロドルは、米経済指標の上振れを受けてユーロ売り・ドル買いが先行すると、一時1.1557ドルと日通し安値を付けたものの、売り一巡後は下げ渋る展開となった。前日にドル売りを加速させたFRB独立性をめぐる懸念は後退したものの警戒感は根強く、積極的にドルを買い進める展開とはならなかった。
株式
NYダウ平均 USD 44,484.48 +229.71(+0.51%)
NASDAQ総合 USD 20,884.27 +154.66(+0.74%)
S&P500 USD 6,297.35 +33.64(+0.53%)
株式市場は、6月米小売売上高などが良好な結果となったことで、買いが先行した。半導体大手の台湾積体電路製造の決済を好感した買いも入った。ハイテク株比率が高いナスダックでは、4日続伸し史上最高値で取引を終えた。多くの投資家が運用指標とするS&P500でも史上最高値を更新した。
債券・商品先物
米国債10年 4.455% (-0.004)
NY原油(WTI) USD/バレル 66.09 (+1.31%)
NY金(COMEX) USD/オンス 3,345.4 (-0.26%)
【日本】米10年債利回りの上昇を受けて、全般でドル買いが優勢となった
為替(17時)
7月17日の東京外国為替市場は、米10年債利回りが上昇したことを受けて、全般でドル買いが優勢となった。日経平均株価が堅調に推移したこともあり、全般で円売りも進行した。目立った押し目を付けることもなく、3万9,900円台まで上昇した。欧州株も全般で堅調に推移している。
米ドル円は、前日のパウエルFRB議長の解任騒動を受けた円買い・ドル売りの動きが一巡すると、米10年債利回りの上昇や日経平均株価の上昇を手掛かりとして買いが優勢となり、15時台には148.80ドルまで上昇した。買いが一巡すると、伸び悩んだものの底値は固く高値圏を維持した。
ユーロドルは、米10年債利回りが上昇したことを背景に売りが先行し1.1613ドルまで下押した。その後はやや買い戻されるも、上値は限定的だった。ドル円の上昇を背景にドル売りが再び優勢となると、15時過ぎには午前中安値を下抜けて1.1573ドルまで下押した。ただ、前日安値の1.1562ドルが目先のサポートとして意識されると下げ渋った。
ユーロ円は、ドル円の上昇や日本株の上昇につれて円売り・ユーロ買いが優勢となった。12時台には172.67円まで上値をの伸ばした。買い一巡後は172.13円まで売り戻されたが、ユーロドルの売りが一巡したこともあり、すぐに買い戻されるなど方向感のない展開が続いた。
債券
日本国債10年 1.558% (-0.016)
【市場主要イベント】
18日 日 6月全国消費者物価指数