【米国】米経済指標が強弱入り混じる結果となったが、全般でドル買いがやや優勢
為替(2025年7月25日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 147.00(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1747(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 172.62(円)
ポンド円 GBP/JPY 198.44(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3504(米ドル)
7月24日のニューヨーク外国為替市場は、前週分の米新規失業保険申請件数(予想:22.7万件、結果:21.7万件)が市場予想よりも強い内容となると、ドル買いが優勢となった。ただ、米新築住宅販売件数(予想:65.0万件、結果:62.7万件)が市場予想を下回ると一転してドル売りが優勢となった。なお、ECBは政策金利を市場予想通り2.15%に据え置くことを決定した。
米ドル円は、米欧関税交渉が進展しているとの期待が高まる中で、欧州株式相場が上昇するとリスク・オンの円売りが優勢となった。前週分の米新規失業保険申請件数が市場予想よりも強い内容だったことも相場の支えとなった。米新築住宅販売件数が予想よりも弱い内容であることが伝わると一時146.35円まで下押す場面もあったが限定的で、引けまでに147.02円まで上値を伸ばした。
ユーロドルは、堅調な米雇用関連指標を受けて22時過ぎには一時1.1730ドルまで下押した。ただ、その後発表された米新築住宅販売件数が弱い結果であることが伝わるとドル売りが優勢となった。なお、ECBは政策金利を2.15%に据え置く事を決定した。
株式
NYダウ平均 USD 44,693.90 -316.38(-0.70%)
NASDAQ総合 USD 21,059.39 +35.72(+0.16%)
S&P500 USD 6,363.36 +4.46(+0.07%)
株式市場は、決算内容が嫌気されたIBMが7.6%近く急落し、1銘柄でNYダウ平均を122ドルほど押し下げた。「メディケア事業の慣行に不正がなかったかを巡る司法省の調査に協力している」と伝わったユナイテッドヘルス・グループも売られ相場を押し下げた。
債券・商品先物
米国債10年 4.400% (+0.016)
NY原油(WTI) USD/バレル 65.73 (+1.06%)
NY金(COMEX) USD/オンス 3,371.3 (-0.77%)
【日本】日米関税合意で円買いが先行したが、午後は日経平均株価の上昇にも支えられ円売りが優勢
為替(17時)
7月24日の東京外国為替市場は、日米関税合意により日銀が利上げを進めやすくなったとの思惑が強まり、全般で円買いが優勢となった。ただ、午後以降には米10年債利回りが上昇したことでドルの買戻しが優勢となった。日経平均株価が上昇し高値圏で推移していることで、リスクオンの動きが強まったこともドル買いを支えた。
米ドル円は、日米の関税交渉の合意により日銀が利上げに動きやすくなったとの見方から、前日に続き円買いが優勢となり、145.85円まで下押した。その後はややもみ合う展開となった。146円割れでは底堅さを確認すると、買戻しが優勢となった。時間外の米10年債利回りが上昇したことも後押しとなり、146.46円まで上値を伸ばした。
ユーロドルは、一時1.1762ドルまで下押したものの円主体の値動きとなる中で、対円でドルが売られたことで、1.1780ドルまで買い戻された。その後はもみ合う展開が続いたが、欧州勢参入後は米10年債利回りの上昇を背景に全般でドル買いが優勢となると、16時過ぎには1.1755ドルまで下押した。
ユーロ円は、172円台前半でのもみ合いが続いたが徐々に上値を切り下げた。ただ、日米関税交渉が合意され、日銀利上げ観測が高まったことで、円買いが優勢となり171.74円まで下押した。ただ、米10年債利回りが上昇したことを受けてドル円が上昇したことで、リスクオンの円売りが進み17時までには172.26円まで上値を伸ばした。
債券
日本国債10年 1.602% (+0.017)
【市場主要イベント】
25日 米 耐久財受注