【米国】米早期利下げ観測の後退を受けて、全般でドル買いが優勢となった
為替(2025年9月25日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 148.90(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1738(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 174.75(円)
ポンド円 GBP/JPY 200.25(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3446(米ドル)
9月24日のニューヨーク外国為替市場は、8月米新築住宅販売件数(予想:65.0万件、結果:80.0万件)が市場予想を上回ったことでドル買いが優勢となった。またグールズビー米シカゴ連銀総裁が「過度に前倒しされた利下げは不安材料となる」と発言したことや、パウエルFRBが前日に利下げに慎重な姿勢を示したこともドル買いを促した。
米ドル円は、米10年債利回りが上昇していることを受けて全般でドル買いが優勢となった。8月米新築住宅販売件数が市場予想を上回ったことも相場を下支えし、引けまでに148.91円まで上値を伸ばした。FRB要人の発言による利下げ期待の後退もドル買いを促した。
ユーロドルは、欧州時間発表の9月独IFO企業景況感指数が予想を下回ったことを受けて、NY市場でもユーロ売り・ドル買いが進行した。前日のパウエルFRB議長の発言から、米10年債利回りが上昇したことも相場の重しとなり、23時台には1.1728ドルまで下押した。
株式
NYダウ平均 USD 46,121.27 -171.50(-0.37%)
NASDAQ総合 USD 22,494.36 -82.98(-0.36%)
S&P 500 USD 6,637.98 -18.95(-0.28%)
株式市場は、前日のパウエルFRB議長の講演から追加利下げへの期待が後退する中で利益確定目的の売りが優勢となった。米政府機関の一部閉鎖への懸念も相場の重しとなった。
債券・商品先物
米国債10年 4.149% (+0.039)
NY原油(WTI) USD/バレル 64.46 (+1.76%)
NY金(COMEX) USD/オンス 3,768.5 (-0.74%)
【日本】日経平均株高などを支えに全般で円売りが優勢となった
為替(17時)
9月24日の東京外国為替市場は、下落した日経平均株価が降らす券を回復したことや、米10年債利回りが4.10%を支えに底堅く推移していることを受けて全般で円売り・ドル買いが優勢となった。なお、チポローネECB専務理事は「インフレリスクは非常にバランスが取れている」と発言した。
米ドル円は、米10年債利回りが下げ渋ったことや日経平均株価がプラス圏を回復したことを支えに、じり高に推移した。欧州勢参入後も買いの流れが続き、148.10円まで上値を伸ばした。その後は伸び悩んだものの高値圏で底堅く推移した。
ユーロドルは、ドル円でドル買いが優勢となっていることを受けてじり安に推移し、16時過ぎには1.1784ドルまで下押した。その後は下げ渋ったものの、米10年債利回りが上昇したこともあり、上値は重たい展開となった。
ユーロ円は、ドル円が上昇していることや日経平均株価がプラス圏を回復したことで、174.64円まで上値を伸ばした。もっとも、ユーロドルが下落していることもあり、上値は限られ174.50円を挟んで方向感なくもみ合う展開が続いた。
債券
日本国債10年 1.647% (-0.010)
【市場主要イベント】
24日 米 新築住宅販売件数
25日 米 4ー6月期実質国内総生産
26日 米 PCEデフレーター
加 国内総生産