【米国】米経済指標の強い結果を受けて、全般でドル買いが優勢となった
為替(2025年9月26日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 149.79(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1666(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 174.72(円)
ポンド円 GBP/JPY 199.89(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3341(米ドル)
9月25日のニューヨーク外国為替市場は、4-6月国内総生産確定値(予想:3.3%、結果:3.8%)や8月米耐久財受注(予想:-0.3%、結果:2.9%)などが市場予想を上回り強い結果となったことで、米10年債利回りが4.19%台まで上昇しドル買いが優勢となった。なお、FRB関係者からは「現在の政策金利はやや高く、データ次第では調整が必要」との意見が聞かれた。
米ドル円は、4-6月国内総生産確定値や8月米耐久財受注のほか、前週分の米新規失業保険申請件数が市場予想を上回ったことで全般でドル買いが優勢となり149.93円まで上値を伸ばした。なお、ボウマン副議長は、労働市場の安定が重要であるとし、政策金利の調整が必要となる可能性を示唆した。
ユーロドルは、良好な米経済指標が相次いだことで、米10年債利回りの上昇とともにドル買いが優勢となり午前3時過ぎには1.1645ドルまで下押した。なお、欧州外交担当局者は「これ以上の領空侵犯があった場合にはロシア機の撃墜を含め、全面的な対応をとる用意がある」と警告し、地政学リスクの高まりもユーロ売りを促した。
株式
NYダウ平均 USD 45,947.31 -173.96(-0.37%)
NASDAQ総合 USD 22,384.91 -109.45(-0.48%)
S&P 500 USD 6,604.73 -33.25(-0.50%)
株式市場は、良好な経済指標が相次いだことを受けてFRBの追加利下げへの期待感が後退すると株売りが広がった。なお、ロシア軍機の領空侵犯に対して地政学リスクの高まりが投資家心理を冷やしたことも相場を押し下げた。
債券・商品先物
米国債10年 4.174% (+0.025)
NY原油(WTI) USD/バレル 64.82 (+0.55%)
NY金(COMEX) USD/オンス 3,780.5 (+0.31%)
【日本】米10年債利回りの底堅い動きを背景に、全般でドル買いが優勢となった
為替(17時)
9月25日の東京外国為替市場は、前日の大幅なドル買いの反動からドル売りが先行したが、米10年債利回りが底堅く推移し、15時台には4.15%台まで上昇したことで、一転してドル買いが優勢となった。なお、スイス国立銀行はトランプ関税による景気見通しの悪化を理由に、政策金利を0.00%に据え置くことを決定した。
米ドル円は、前日に大幅に上昇した反動から売りが優勢となり148.68円まで下押したものの、東京仲値にかけては買いが優勢となり11時前には148.86円まで上値を伸ばした。もっとも上値も限定的でその後は148.75円を挟んで方向感なくもみ合う展開となった。
ユーロドルは、手掛かり材料に欠ける中でじり高に推移し13時前には1.1753ドルまで上値を伸ばした。その後は米10年債利回りが4.15%台まで上昇したことを受けてドル買いが強まると17時過ぎには1.1730ドルまでわずかに下値を拡大した。
ユーロ円は、ドル円の下落につれて売りが先行し174.49円まで下押したものの、その後は買戻しが優勢となり15時30分過ぎには174.87円まで上値を伸ばした。もっともユーロドルが下落していることを受けてユーロ売りが優勢となると再び174.50円まで下落した。もっとも午前中安値を前にすると下げ渋った。
債券
日本国債10年 1.647% (-0.010)
【市場主要イベント】
26日 米 PCEデフレーター
加 国内総生産