【米国】原油価格が下落したことを受けて、全般で「有事のドル買い」を巻き戻す動きが優勢となった
為替(2026年3月20日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 157.70(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1584(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 182.73(円)
ポンド円 GBP/JPY 211.81(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3429(米ドル)
3月19日のニューヨーク外国為替市場は、イスラエルのネタニヤフ首相が「イランには現在、ウラン濃縮や弾道ミサイル製造能力はない」「米当局は一部ロシア産原油の搬入や販売を承認」との一部報道が伝わり、原油先物価格は91ドル台まで低下しドルを売り戻す動きが優勢となった。
米ドル円は、植田日銀総裁のタカ派発言による円買いの流れを引き継いだ。またWTI原油先物価格が急落し、下落していたNYダウ平均が上昇に転じるなどしたこともあり、「有事のドル買い」を巻き戻す動きが優勢となり157.51円まで下押した。市場では中東情勢の進展がポジティブなニュースとして意識された。
ユーロドルは、欧州中央銀行が政策金利を現行の2.15%に据え置くことを決定したが、中東情勢の悪化によるエネルギーコストの上昇が欧州経済のインフレを高めているとの見方から、年内の利上げ観測が高まると、ユーロ買いが優勢となった。午前4時台には1.1616ドルまで上値を伸ばした。
株式
NYダウ平均 USD 46,021.42 -203.72(-0.44%)
NASDAQ総合 USD 22,090.22 -62.28(-0.28%)
S&P 500 USD 6,606.48 -18.23(-0.27%)
株式市場は、イランを巡る軍事衝突が続く中でエネルギー価格の高騰が投資家心理を冷やした。前日のパウエルFRB議長の発言から米利下げ観測が後退した事も相場の重しとなった。ただ、WTI原油先物価格が急落すると買戻しが優勢となりNYダウ平均は一時プラスに転じる場面もあった。
債券・商品先物
米国債10年 4.253% (-0.016)
NY原油(WTI) USD/バレル 94.00 (-4.60%)
NY金(COMEX) USD/オンス 4,651.9 (-3.56%)
【日本】植田日銀総裁の記者会見で利上げの可能性が示唆されると、全般で円買いが優勢となった
為替(17時)
3月19日の東京外国為替市場は、日銀金融政策決定会合で市場予想通りに政策金利は0.75%に据え置かれた。ただ、植田日銀総裁の記者会見では「基調物価の上昇リスクを指摘する委員が多かった」「景気が下がっても一時的で、基調物価の経路に影響しないなら利上げは可能」との見解を示したことで、米利上げへの期待から円買いが優勢となった。
米ドル円は、159.80円前後でのもみ合いが続いたが、政府・日銀による為替介入への警戒感も強く159.54円まで売られた。売り一巡後は再び159.80円まで買い戻されたが、植田日銀総裁の会見でタカ派な発言が見受けられると円買いが優勢となり、159.19円まで下値を拡大した。
ユーロドルは、買いが先行し1.1491ドルまで上値を伸ばしたものの、上値が重たい展開が続き徐々に売り戻しが優勢となった。17時までには1.1450円まで売りが進み早朝安値に面合わせした。
ユーロ円は、ユーロドルの上昇とともに183.42円まで買いが入ったほか、その後はユーロドルの買いが一服したことや日経平均株価の下げ幅が拡大した事を眺め売り戻しが優勢となった。また全般で円買いが進んだ流れに沿って前日安値の182.92円を割り込むと182.32円まで下値を拡大した。
債券
日本国債10年 2.269% (+0.052)
【市場主要イベント】
19日 日 日銀金融政策決定会合政策金利発表
新 10-12月期四半期国内総生産(GDP)
英 イングランド銀行金利発表
ユーロ 欧州中央銀行(ECB)政策金利