イランの停戦案への返答にトランプ大統領が不満を示したことで、全般で「有事のドル買い」が意識された

【米国】米・イランの先行き不透明感から、原油価格が上昇し全般でドル買いが優勢となった

為替(2026年5月12日  6時00分)
米ドル円          USD/JPY   157.22(円)
ユーロ米ドル   EUR/USD  1.1782(米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   185.25(円)
ポンド円          GBP/JPY   213.99(円)
ポンド米ドル   GBP/USD  1.3608(米ドル)

 
5月11日のニューヨーク外国為替市場は、東京時間に4.39%台まで上昇していた米10年債利回りが、4.37%台まで上げ幅を縮小したことでドル売りが先行した。ただ、米・イランの和平交渉に進展が見られず、先行き不透明感が高まったことで「有事のドル買い」が意識された。
 
米ドル円は、米10年債利回りの上げ幅縮小をきっかけに156.98円まで売りが先行した。ただ、米10年債利回りが再び上昇したことや、中東情勢を巡る先行き不透明感が高まっていることで、ドルの買戻しが優勢となり、午前4時台には157.27円まで上値を伸ばした。
 
ユーロドルは、米10年債利回りの上昇幅縮小などを受けてドル売りが先行し、1.1787ドルまで上値を伸ばした。ただ、早朝取引で付けた日通し高値の1.1795ドルが目先のレジスタンスとして意識されると、WTI原油先物価格の上昇もありドルの買戻しが優勢となった。
 
株式
NYダウ平均       USD   49,704.46              +95.31(+0.19%)
NASDAQ総合    USD   26,272.96              +25.88(+0.09%)
S&P 500             USD    7,412.85               +13.93(+0.18%)

株式市場は、人工知能(AI)への成長期待が高まる中でハイテク株が主導する形で買いが入った。ただ、米・イランの戦闘終結に向けた協議を巡る先行き不透明感が相場の重しとなり、上値は限定的だった。またナスダックやS&P500は史上最高値を更新した。
 
 
債券・商品先物
米国債10年                              4.414%       (+0.060%)
NY原油(WTI)     USD/バレル   95.18           (+4.04%)
NY金(COMEX)  USD/オンス  4,745.6        (+0.46%)
 

【日本】トランプ大統領が、イランからの返答に対して不満を示したことで、「有事のドル買い」が先行した

 
為替(17時)
5月11日の東京外国為替市場は、週末にイランが戦闘終結に向けた米国からの提案に対する回答を送ったが、トランプ大統領は「回答を読んだが気に入らない。全くもって受け入れられない」と不快感を示したことで、WTI原油先物価格が上昇し「有事のドル買い」が意識された。もっともドル買い一巡後には、米10年債利回りの上昇幅縮小に伴いドルが売り戻された。
 
米ドル円は、週末にイランが戦闘終結に向けた米国からの提案に対する回答を送ったが、トランプ大統領が不快感を示したことで、有事のドル買いが優勢となり157.17円まで上値を伸ばした。ただ、買い一巡後は米10年債利回りの低下もあり伸び悩んだ。
 
ユーロドルは、イランが米国からの戦闘終結に向けた提案に対する回答したが、トランプ大統領が不快感を示したことで、和平交渉は難航するとの警戒感から1.1748ドルまで下押した。ただ、米10年債利回りが上昇幅を縮小したことで買戻しが優勢となり1.1774ドルまで上値を伸ばした。
 
ユーロ円は、ドル円の上昇につれて買いが先行し11時台には184.87円まで上値を伸ばした。買い一巡後には184.60円まで下押したが、ユーロドルの持ち直しにつれて買いが優勢となり17時までに184.97円まで上値を伸ばした。
 
債券
日本国債10年   2.517%     (+0.039)
 

【市場主要イベント】
12日 米   消費者物価指数
13日 ユーロ 四半期域内総生産
14日 英   四半期国内総生産
   米   小売売上高
15日 米   鉱工業生産
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