イラン情勢の先行き不透明感から米10年債利回りは上昇し、全般でドル買いが優勢となった

【米国】米10年債利回りの上昇を受けて、全般でドル買いが優勢となった

為替(2026年5月20日  6時00分)
米ドル円          USD/JPY   159.08(円)
ユーロ米ドル   EUR/USD  1.1606(米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   184.64(円)
ポンド円          GBP/JPY   213.08(円)
ポンド米ドル   GBP/USD  1.3394(米ドル)

 
5月19日のニューヨーク外国為替市場は、ベッセント財務長官が「過度な為替変動は望ましくない」と自身のSNSで投稿したが、為替市場への影響は一時的だった。またG7財務相・中央銀行総裁会議後に片山財務相が「日本の為替政策の姿勢は、理解されたと考える」「為替に対して断固たる行動をとる準備はできている」としたことで、円買いが進んだがこちらも一時的だった。
 
米ドル円は、ベッセント財務長官の発言が伝わると一時158.64円まで急落した。ただ、すぐに反発し、米10年債利回りが昨年1月以来の水準となる4.68%台まで上昇すると23時台には159.25円まで上昇し、日通し高値を更新した。もっとも片山財務相の発言が伝わった後には再び158.77円まで急落したが一時的だった。
 
ユーロドルは、米10年債利回りが昨年1月以来の高水準となったことを受けて、全般でドル買いが優勢となった。東京時間からユーロ売り・ドル買いの流れが続き、24時過ぎには1.1598ドルまで下値を拡大した。売り一巡後には下げ渋ったものの、戻りは限定的だった。
 
株式
NYダウ平均       USD   49,363.87              -322.24(-0.64%)
NASDAQ総合    USD   25,870.68              -149.73(-0.57%)
S&P 500             USD    7,353.62                -49.42(-0.66%)

株式市場は、米10年債利回りが大幅に上昇したことで、中小型株など金利上昇の影響を受けやすい銘柄に売りが集まった。エヌビディアの決算を20日に控えて積極的な買いは手控えられた面もあった。
 
債券・商品先物
米国債10年                              4.667%        (+0.080%)
NY原油(WTI)     USD/バレル   103.09         (+1.27%)
NY金(COMEX)  USD/オンス   4,485.4         (-1.86%)
 

【日本】イラン情勢の先行き不透明感から、全般でドル買いが優勢となった

 
為替(17時)
5月19日の東京外国為替市場は、イラン情勢の先行き不透明感からWTI原油先物価格が108ドル台まで上昇したことや、米10年債利回りが4.61%台まで上昇したことで、全般でドル買いが優勢となった。日本の新発10年債利回りは、政府の財政拡大政策による財政不安から上昇し2.80%と記録史上最高水準を更新した。
 
米ドル円は、東京仲値に向けた買いが入ると159.03円まで上値を伸ばした。ただ、159円超えでは、為替介入への警戒感もあり売り戻された。もっとも底値は堅く、イラン情勢の先行き不透明感から米10年債利回りが上昇したことで、ドル買いが強まり16時過ぎには159.14円まで上値を伸ばした。
 
ユーロドルは、米10年債利回りが上昇したことを受けて全般でドル買いが優勢となった。またイラン情勢の先行き不透明感から原油価格が上昇している事も相場の重しとなり1.1630ドルまで下押した。
 
ユーロ円は、ドル円の上昇につれて185.21円まで上値を伸ばしたもののユーロドルが下落したことを受けて売りが優勢となり14時台には184.96ドルまで下押した。その後は185.18円まで買い戻されたものの、すぐに184.99円まで売り戻されるなど、ドル円の上昇とユーロドルの下落に挟まれて大きな方向感は出にくかった。
 
 
債券
日本国債10年   2.791%     (+0.055)
 

【市場主要イベント】
20日 ユーロ 4月消費者物価指数
21日 米   新規失業保険申請件数
22日 日   消費者物価指数
   独   国内総生産
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