【今週のハイライト】米10年債利回りが上昇したことを背景に全般でドル買いが優勢となった

為替(2026年5月15日  6時00分)
米ドル円          USD/JPY   158.38(円)
ユーロ米ドル   EUR/USD  1.1669(米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   184.83(円)
ポンド円          GBP/JPY   212.25(円)
ポンド米ドル   GBP/USD  1.3401(米ドル)

 
米ドル円
11日(月)は、週末にイランが戦闘終結に向けた米国からの提案に対する回答を送ったが、トランプ大統領が不快感を示したことで、有事のドル買いが優勢となり157.17円まで上値を伸ばした。ただ、買い一巡後は米10年債利回りの低下もあり伸び悩んだ。米10年債利回りの上げ幅縮小をきっかけに156.98円まで売りが先行した。ただ、米10年債利回りが再び上昇したことや、中東情勢を巡る先行き不透明感が高まっていることで、ドルの買戻しが優勢となり、午前4時台には157.27円まで上値を伸ばした。
 
12日(火)は、日米財務相会談が実施されたが市場が警戒していたような円安をけん制する発言が伝わらなかったことで、円売りが優勢となり14時台には157.75円まで上値を伸ばした。ただ、6日の高値157.94円が近づくと日銀による為替介入への警戒感からまとまった売りが出て156.72円まで下押した。もっとも売り一巡後にはショートカバーが入り17時までに157.57円まで買い戻された。イラン情勢を巡る不透明感を背景に、原油高・株安・ドル高が先行した。午前2時前には157.76円まで上昇し、東京時間の高値をわずかに更新した。米インフレ指標の上振れもドル買いを促した。ただ、政府・日銀による為替介入への警戒感は根強く伸び悩んだ。
 
13日(水)は、東京仲値にかけて157.78円まで上値を伸ばしたが、すぐに売り戻され157.61円まで売り戻された。もっとも早朝安値の157.56円がサポートとして意識されると買戻しが優勢となり徐々に下値を切り上げた。対ユーロでドル買いが進んだこともあり17時前には157.84円まで上値を伸ばした。米卸売物価指数が市場予想を大幅に上回ったことを受けて全般でドル買いが優勢となると157.91円まで上昇した。ただ、米10年債利回りは上昇幅を縮小したことで売り戻された。もっとも下値も堅く157.80円前後で方向感なく揉みあった。
 
14日(木)は、東京仲値にかけて買いが優勢となり12時過ぎには157.99円まで上値を伸ばした。ただ、日銀審議委員から利上げに積極的な意見が聞かれたことで、日銀の6月利上げが意識され円買いが優勢となり157.50円まで下値を拡大した。ただ売りは一時的で157.94円まで買い戻された。米中首脳会談を巡って両国の関係改善への期待が高まる中で、158.17円まで上値を伸ばしたものの、政府日銀が為替介入を実施したとみられる6日の157.94を上抜けて158円台まで上昇すると、警戒感から157.31円まで売られた。ただ、ロンドン・フィキシングに絡んだドル買いフローが観測されると、買いが優勢となり158.42円まで上値を伸ばした。
 
ユーロドル
11日(月)は、イランが米国からの戦闘終結に向けた提案に対する回答したが、トランプ大統領が不快感を示したことで、和平交渉は難航するとの警戒感から1.1748ドルまで下押した。ただ、米10年債利回りが上昇幅を縮小したことで買戻しが優勢となり1.1774ドルまで上値を伸ばした。米10年債利回りの上昇幅縮小などを受けてドル売りが先行し、1.1787ドルまで上値を伸ばした。ただ、早朝取引で付けた日通し高値の1.1795ドルが目先のレジスタンスとして意識されると、WTI原油先物価格の上昇もありドルの買戻しが優勢となった。
 
12日(火)は、全般でドル買いが進んだ流れに沿って売りが優勢となった。ドル円が急落したタイミングでは1.1768ドルまで買い戻されたが一時的で、ポンドドルのぢ愛の弱さもあり17時までには1.1743ドルまで下値を拡大した。米労働省が発表したCPIが市場予想を上回ったことで、米10年債利回りの上昇とともに全般でドル買いが優勢となり、24時過ぎには1.1721ドルまで下値を拡大した。ただ、5月8日安値をわずかに下回ったタイミングでは買戻しが優勢となり1.1746ドルまで上昇したが、上値は限定的で伸び悩んだ。
 
13日(水)は、対円でドル買いが進んだ影響から1.1732ドルまで下押したが、積極的に売り進める展開とはならず小幅にもみ合った。欧州勢参入後にはユーロ売りで反応し、17時過ぎには1.1705ドルまで下押した。米卸売物価指数が市場予想を大幅に上回ったことで全般でドル買いが優勢となり、1.1697ドルまで下押した。もっとも欧州時間序盤の安値1.1695ドルが目先のサポートとして意識されると買い戻された。ただ、大きな方向感は出ず中東情勢を巡る先行き不透明感への警戒感は根強い。
 
14日(木)は、手掛かり材料に乏しい中でイラン情勢をめぐる動きを見極めたい向きも強く、大きな方向感は出ずに1.1707ドルまでじり安に推移した。欧州勢参入後には1.1721ドルまで上値を伸ばすタイミングもあったが、すぐに売り戻され方向感は出なかった。日米首脳会談での両国の関係改善期待を背景に米国株とドルが買われる中で、ロンドン・フィキシングに絡んだドル買いフローも重なりドル買いを促した。午前5時台には1.1665ドルの日通し安値を付けた。
 
ユーロ円
11日(月)は、ドル円の上昇につれて買いが先行し11時台には184.87円まで上値を伸ばした。買い一巡後には184.60円まで下押したが、ユーロドルの持ち直しにつれて買いが優勢となり17時までに184.97円まで上値を伸ばした。
 
12日(火)は、ドル円の上昇や日本株の底堅い動きを支えにジョジョ鬼下値を切り上げる展開となり、15時前には185.46円まで上値を伸ばした。ただ、ドル円が急落するとつられて184.44円まで下値を拡大した。売り一巡後には185.14円まで買い戻されたが、ドル円の買戻しとユーロ円の売りに挟まれる形で揉みあった。
 
13日(水)は、ドル円の上昇につれて185.15円まで上値を伸ばしたものの、一時的となった。買い一巡後には売り戻され方向感なく揉みあった。欧州勢参入後にはユーロ売りが優勢となり、ユーロドルの下げにつれて184.74円まで下値を拡大した。
 
14日(木)は、ドル円の上昇に合わせ185.05円まで上昇したものの、日銀審議委員の発言を受けて利上げ期待が高まると184.55円まで円買いが進んだ。ただ、円買いの動きは一時的で、すぐに円の売戻が入った。その後は大きな方向感は出ず、184.90円前後で揉みあう展開が続いた。
 
5月11日 9時00分 ~5月15日 6時00分までのレンジ幅
米ドル円  USD/JPY  156.72~158.42(円)
ユーロドル EUR/USD   1.1665~1.1787(ドル)
ユーロ円  EUR/JPY  184.03~185.46(円)
ポンドドル GBP/USD   1.3395~1.3653(ドル)
ポンド円  GBP/JPY  211.88~214.42(円)
 
株式
11日(月)は、人工知能(AI)への成長期待が高まる中でハイテク株が主導する形で買いが入った。ただ、米・イランの戦闘終結に向けた協議を巡る先行き不透明感が相場の重しとなり、上値は限定的だった。またナスダックやS&P500は史上最高値を更新した。
 
12日(火)は、4月米消費者物価指数が市場予想よりも強い内容だったことが伝わると、主力株に売りが先行するとNYダウ平均は一時400ドル近く下落した。ただ、ディフェンシブ株の一角に買いが入ると徐々に下値を切り上げて、プラス圏を回復した。またハイテク関連株は前日に史上最高値を更新した後だけに、利益確定目的の売りも出た。
 
13日(水)は、4月米卸売物価指数の上振れを受けて売りが先行すると、NYダウ平均は一時300ドル超下落した。ただ、引けにかけては買戻しが優勢となり下げ幅を縮めた。一方で、ハイテク株比率が高いナスダックでは反発上昇し、史上最高値で取引を終えた。
 
14日(木)は、米中首脳会談を巡って両国の関係改善への期待が高まる中で、株買いが優勢となった。決算内容が好感されたシスコ・システムズが急騰したことで、他のハイテク株にも買いが入った。「米政府は約10社の中国企業に対して、人工知能向け半導体の購入を許可した」との報道が伝わり、エヌビディアも堅調に推移した。

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