政府が日銀による利上げをけん制するという見方が強まると全般で円売りが優勢となった

【米国】ECB主催の国際金融会議を前に要人発言を見極めたい向きが強く調整が続いた

為替(2026年6月27日  6時00分)
米ドル円          USD/JPY   161.94(円)
ユーロ米ドル   EUR/USD  1.1424(米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   185.00(円)
ポンド円          GBP/JPY   214.73(円)
ポンド米ドル   GBP/USD  1.3256(米ドル)

 
6月29日のニューヨーク外国為替市場は、この日から始まる欧州中央銀行主催のECBフォーラムを前に、欧州中銀関係者の発言を確認したい向きが強く、ポジション調整の動きが優勢となった。日本では政府による利上げをけん制する見込みが意識されるなど、各国の金融政策を睨んだ値動きが意識された。
 
米ドル円は、日本政府が7月に策定する経済財政運営と改革の基本方針では、物価高の抑制を狙って追加利上げを志向する日銀をけん制するとみられている。日銀による早期利上げ観測が後退する中で、全般で円売りが優勢となった。ただ、162円を前にして為替介入への警戒感は高まっており積極的に買い進める展開とはならなかった。
 
ユーロドルは、月末・四半期末が近づく中でユーロ買いのフローが目立った。午前2時前には1.1430ドルと日通し高値を更新した。ECB主催の国際金融会議を前に、要人の発言を確認したい向きも強く、ポジション調整が優勢となった。
 
株式
NYダウ平均       USD   52,182.73                 +306.63(+0.59%)
NASDAQ総合    USD   25,818.04                  +520.42(+2.05%)
S&P 500             USD    7,440.44                     +86.41(+1.17%)

株式市場は、人工知能投資の収益性を巡る懸念などから、下落していたハイテク関連株に買戻しが入り、相場を押し上げた。この日からNYダウ平均の構成銘柄に加わったアルファベットが5%近く急騰した。またイーロン・マスク氏が率いるスペースX社は7%超上昇した。
 
債券・商品先物
米国債10年                              4.378%        (+0.006%)
NY原油(WTI)     USD/バレル   69.85            (+0.27%)
NY金(COMEX)  USD/オンス   4,030.5         (-1.76%)
 

【日本】新規の手掛かり材料が欠ける中で、全般で小幅な揉みあいが続いた

 
為替(17時)
6月29日の東京外国為替市場は、早朝に円買いが優勢となったものの一時的で、全般で手掛かり材料に欠ける中で、レンジ内での揉みあいが続く展開となった。日経平均株価は6万8,000円台の小幅なレンジ内での上下となったが、引けにかけては買いが優勢となった。
 
米ドル円は、早朝に161.88円まで上値を伸ばしたが、25日高値の161.95円が目先のレジスタンスとして意識されたことで、売り戻しが優勢となり東京仲値にかけては161.72円まで売り戻された。その後は下げ渋ったものの、161円台後半での小幅なもみ合いとなりわずかに買いが優勢となった。
 
ユーロドルは、手掛かり材料に欠ける中で1.1385ドル台を中心に小幅なレンジ内でのもみ合いが続いた。欧州勢が参入すると独長期金利が上昇したこともありユーロ買いが優勢となり16時前には1.1415ドルまで上値を伸ばした。ただ、買いの勢いは続かず買い一巡後には伸び悩んだ。
 
ユーロ円は、早朝に184.32円まで上値を伸ばしたものの手掛かり材料に欠ける中で184.20円前後での小幅なレンジ内での取引が中心となった。欧州勢参入後にはユーロドルの上昇につれて買いが優勢となり、184.67円まで上値を伸ばした。もっとも欧州金利の上げ幅が限られると、ユーロ円の買いの勢いも弱まった。
 
債券
日本国債10年   2.636%     (+0.033)
 

【市場主要イベント】
30日 英   1-3月期四半期国内総生産
   加   4月月次国内総生産
1日   日   4-6月期日銀短観
   ユーロ 6月消費者物価指数
   米   6月ADP雇用統計
   米   6月ISM製造業景況指数
2日  米   6月非農業部門雇用者数変化
3日  仏   6月サービス部門購買担当者景気指数
   独   6月サービス部門購買担当者景気指数
   ユーロ 6月サービス部門購買担当者景気指数
   英   6月サービス部門購買担当者景気指数
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