米・イランの戦闘終結が難航し両国による攻撃の応報が発生したことで、全般でリスク回避姿勢が高まった

【米国】米・イランの戦闘終結が難航していることで、全般で原油高・ドル高が進行した

為替(2026年6月4日  6時00分)
米ドル円          USD/JPY   160.09(円)
ユーロ米ドル   EUR/USD  1.1598(米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   185.68(円)
ポンド円          GBP/JPY   214.80(円)
ポンド米ドル   GBP/USD  1.3415(米ドル)

 
6月3日のニューヨーク外国為替市場は、米・イランによる攻撃の応報が発生すると、原油先物価格が上昇した。また米10年債利回りが上昇したことや5月ISM非製造業景況指数(予想:53.8、結果:54.5)が市場予想を上回った事もドル買いを促した。米株式市場でも投資家の警戒感が高まったことで売りが広まった。
 
米ドル円は、米国とイランの戦闘終結に向けた交渉が停滞する中で、両軍による攻撃の応報が発生するとWTI原油先物価格は上昇し、為替市場では「有事のドル買い」が優勢となった。5月ISM非製造業景況指数が市場予想を上回ったことも相場の支援材料となった。ただ、政府・日銀による為替介入への警戒感も根強く慎重な値動きとなった。
 
ユーロドルは、中東情勢を巡る先行き不透明感から原油価格の上昇や米10年債利回りの上昇を受けて、全般でドル買いが優勢となった。米ISM非製造業景況指数が市場予想を上回ったこともあり、24時前には1.1594ドルまで下値を拡大した。
 
株式
NYダウ平均       USD   50,687.07              -620.71(-1.20%)
NASDAQ総合    USD   26,852.93              -242.66(-0.89%)
S&P 500             USD    7,553.67                -56.10(-0.73%)

株式市場は、米国・イランによる戦闘終結へ向けた協議が停滞し、両国による攻撃の応報が発生すると、原油先物価格が上昇した。これにより投資家のリスク回避姿勢が高まり株売りが広がった。ナスダックやS&P500でも連日史上最高値更新が続いていた後だけに、利益確定目的の売りも入りやすかった。
 
債券・商品先物
米国債10年                              4.497%        (+0.050%)
NY原油(WTI)     USD/バレル   93.9             (+2.72%)
NY金(COMEX)  USD/オンス   4,462.7        (-1.25%)
 

【日本】高市首相から円安をけん制する発言が伝わると、為替介入への警戒感から円の買戻しが優勢となった

 
為替(17時)
6月3日の東京外国為替市場は、米10年債利回りが底堅く推移し、午後には4.481%まで上昇したことを受けて全般でドル買いが優勢となった。欧州勢参入後には高市首相が「為替相場には必要に応じていつでも適切に対応していく」とのけん制発言が伝わったことで、為替介入への警戒感が高まり円の買戻しが強まった。
 
米ドル円は、原油価格の上昇を受けて早朝には159.99円まで上値を伸ばした。ただ、節目の160円が心理的なレジスタンスとして意識されると伸び悩み159.81円まで売り戻された。売り一巡後には米10年債利回りの上昇を受けて徐々に買戻しが優勢となり16時過ぎには再び159.99円まで上昇した。ただ、高市首相から円安をけん制する発言が伝わったことで売りが強まり159.55円まで急落した。
 
ユーロドルは、ドル円の伸び悩みを受けて1.1633ドルまでやや上昇したものの、米10年債利回りが上昇したことを確認するとじり安に推移し1.1612ドルまで下押し、前日安値をわずかに更新した。ただ、売り一巡後には1.1624ドルまで下げ渋った。
 
ユーロ円は、ユーロドルの下落につれてユーロ売り・ドル買いが進み15時台には185.82円まで下押した。欧州勢参入後の16時台には高市首相の円安けん制発言によるドル円の下落につれて185.45円まで下値を拡大した。
 
債券
日本国債10年   2.632%     (+0.055)
 

【市場主要イベント】
4日 米   前週分新規失業保険申請件数
5日 ユーロ 1-3月期四半期域内総生産
    米   5月非農業部門雇用者数変化
    加   5月新規雇用者数
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