MT4と比較すると“もっと分かる”MT5の特徴
MT5の前身、MT4(メタトレーダー4)は、MetaQuotes Software(メタクオーツ・ソフトウェア)社より2005年にリリースされて以来17年間、世界中のトレーダーに支持されてきた取引プラットフォームで、数々の受賞歴も有しています。
MT4に続いて、2011年に同じMetaQuotes Software社からリリースされたのが、MT5(メタトレーダー5)!
MT5は、機能がグレードアップし動作スピードも速くなって、取引しやすい環境が整っています。
MT5を使う3つメリット
MT4と比較した際のMT5のメリットは主に3つあります。
2011年のリリース後、バージョンアップを繰り返し、その動作スピードはMT4を上回るとの定評があります。
動作が遅いと取引チャンスを逃す可能性もある為、サクサク動くかどうかはとても重要なポイントです!
「インジケーターを使うとMT4がフリーズした。」
「MT4で一度に沢山のチャート画面を開いていたら、動きが鈍くなった。」
このような経験をされた方は、是非一度MT5でのスムーズな取引をお試しください。
MT4の時間足が現在9種類であるのに対し、MT5は21種類!
時間足の種類が多いということは、その分より細かくチャートを分析することができ、結果的に勝率を上げる手助けをしてくれることでしょう。
選択肢が多いことで、自身のトレードスタイルに合った時間足も見つけやすくなっています。
【MT4】9種類
MT4では、1分足から月足までの9種類が使用可能です。
M1(1分足) / M5(5分足) / M15(15分足) / M30(30分足) / H1(1時間足) / H4(4時間足) / D1(日足) / W1(週足) / MN(月足)
【MT5】21種類
MT5では、1分足から月足までの9種類に加え、2分足や3分足などを含めて合計21種類を使用可能です。
M1(1分足) / M5(5分足) / M15(15分足) / M30(30分足) / H1(1時間足) / H4(4時間足) / D1(日足) / W1(週足) / MN(月足)
M2(2分足) / M3(3分足) / M4(4分足) / M6(6分足) / M10(10分足) / M12(12分足)/ M20(20分足) / H2(2時間足) / H3(3時間足) / H6(6時間足) / H8(8時間足) / H12(12時間足)
MetaQuotes社のMT4のアップデートは現在最小限に留まっていますが、MT5については開発元が引き続き積極的なバーションアップを行っています。
MT5にはメタエディターが搭載されており、MetaQuotes Language(MQL5)にてインジケーターを自由に作成することができるため、今後ますますMT5上で利用できる便利なインジケーターも増えていくでしょうか。
MT5のみ今後もバージョンアップが継続する可能性が高く、MT5はMT4に比べて将来性が高いと言えます。
MT5を使う2つのデメリット
MT4に比べてデメリットとなる点はこちらです。
MT4を引き続き愛用しているトレーダーも多く、MT4と比較するとMT5の情報は少なくなっています。
そのため、以下のような誤解も生じています:
「MT5を使用するには高性能のパソコンが必要らしい。」
「MT5を利用できるFX会社はほとんど存在しない。」
実際には、標準スペック(メモリ4-8GB程度)のパソコンでも問題なくMT5をご利用いただけます。
また、MT5のリリースから10年以上が経過しているため、MT5を導入しているFX会社もかなり増えているのが実情です。
MT5の将来性を考えると、今後MT5の利用者も、MT5に関する情報もどんどん増えてくる見込みです。
EA(Expert Adviser)はFXの自動売買プログラムのことを指します。MT4とMT5では利用できるEAが異なり、MT4でしか利用できないEAが多く存在することが人気の理由の1つです。
ただし、情報量と同じく、今後MT5の利用者増加に比例し、今後MT5で利用できるEAも増えてくるでしょう。
MT5 メリット・デメリットのまとめ
先述したMT5のメリット・デメリットを下記にまとめました。
MT5に対する注目度の高まりにより、今後MT5に関する情報量やEAが増えることを考えると、早めの段階でMT5に切り替える、または最初からMT5での取引をはじめておくと良いかもしれません。
特徴
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MT4
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MT5
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動作スピード
|
○
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◎
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時間足の多さ
|
○
|
◎
|
アップデートの頻度
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△
|
◎
|
情報量の多さ
|
◎
|
○
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EAの多さ
|
◎
|
○
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