2022/02/03 7:43 JST投稿
【米国】
米ドル円(USDJPY) 114.46-114.46 (円)
ユーロ円(EURJPY) 129.40-129.40 (円)
ユーロ米ドル(EURUSD) 1.1305-1.1305 (米ドル)
ポンド円(GBPJPY) 155.32-155.34 (円)
ポンド米ドル(GBPUSD) 1.3570-1.3571 (米ドル)
2月2日のニューヨーク外国為替市場の主なトピックスは、1月ADP雇用統計(前月比、結果:-30.1万人、予想:20.7万人、前回:80.7万人)がオミクロン感染拡大の影響から2020年12月来のマイナスとなり、コロナウイルスの感染拡大以降2020年4月以来で最低を記録した。
また、米政府が数日中に3000人規模の米軍部隊を北大西洋条約機構(NATO)のポーランドやルーマニアなどに派遣すると発表し、緊張が高まっている。
米ドル・円(USDJPY)は、114円後半から前半に値を下げた。ウクライナ情勢への懸念から米ドル売りが強まった上、ADP雇用統計の大幅な減少から米ドル売りが加速し、この日の安値114.16円に値を下げた。その後、長期金利が1.743%から1.752%に持ち直すと、小幅に値を上げ堅調に推移し、終値は114.46円となった。
ユーロ・米ドル(EURUSD)は、1.13ドル前半の取引だった。1月 消費者物価指数(HICP、速報値、前年同月比、結果:5.1%、予想:4.4%、前回:5.0%)が過去最大だった12月を上回り、欧州中央銀行(ECB)が金融政策の正常化に向けた動きを加速させるとの見方が広がりユーロが買われ、この日の高値1.1330ドルに上昇した。その後はウクライナ問題への懸念が強まり、徐々に値を下げ終値は1.1305ドルだった。
ユーロ・円(EURJPY)は、129円前半での取引となった。ユーロ・米ドルの動きにつられ、金融正常化の動きが落ち着き上昇していたが、地政学リスクが意識され、この日の安値129.05円まで安くなった。その後は米株高を受けた上昇からリスク選好のリスクオンとなり持ち直し129.37円で終えた。
NYダウ平均 USD 35,629.33 +224.09 (+0.63%)
NASDAQ総合 USD 14,417.547 +71.544 (+0.49%)
S&P500 USD 4,589.38 +42.84(+0.94%)
2月2日の米株式市場のダウ工業株30種平均は、4日連続で前日の終値を上回った。朝方は変異種オミクロンの感染拡大からADP雇用統計が大幅に悪化した影響を受けやすかったが、前日に好決算を発表したグーグルの親会社のアルファベットが大幅に値を上げ、ハイテク株が買われた。また、インフレ時の影響を受けにくい日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)といったディフェンシブ銘柄も買われ、昼過ぎから買いが優勢となり堅調に値を上げ終えた。
米国債10年 1.772(-1.45%)
NY原油(WTI) 1バレル=USD 88.26 +0.06(+0.07%)(3月渡し)
NY金(COMEX) 1オンス=USD 1,810.3 +8.80(+0.49%)(4月渡し)
【日本】旧正月の休暇を受け取引は薄い
2月2日の東京外国為替市場は、旧正月の休暇により中国、香港、シンガポールなどがアジアの多くの国が休場となっている影響から限定的な取引が続いた。また、今週末の米雇用統計を見極めたいとの動きから様子見の姿勢も強かった。
米連邦準備理事会(FRB)当局者が相次いで3月の利上げを明確化する発言を行なっているが、その後の道筋については慎重な言い回しにとどめ、投資家に安心感が広がっている。
米ドル・円は114円後半中心で値動きがあまり出なかった。欧州勢が参加するとFRB高官の積極的な金融正常化に向けた動きが少し落ち着き、リスクを積極的に取る姿勢(リスクオン)が強まった影響から米ドルが売られ、16時30分頃にこの日の安値114.59円を付け、17時時点では114.63円となった。
ユーロ・米ドルは1.12ドル後半の取引となった。日中は、ほぼ値動きが出ず、欧州勢参加後に昨日の高値1.1279ドルを超え、ストップロス(損切)が出て、この日の高値1.1285ドルまで上昇した。17時時点では1.1280ドルだった。
ユーロ・円は129円前半中心で取引された。日本時間では値動きがあまりなく欧州勢参加後に徐々に値を下げ、この日の安値129.19円まで売られ、17時時点では129.31円となった。
日経平均株価 27,533.60円 +455.12(+1.68%)
安値27,289.16円 - 高値 27,564.62円
東証出来高 1,374,56万株
東証売買代金 3兆3243.42億円
2月2日の日経平均株価は4日連続で終値を上回った。米国の主要3指数が上昇した流れを受け継ぎ、好調な決算の会社の株が買われた。米国の大幅な利上げへの懸念が弱まり、ハイテク株や成長株を中心に幅広く買われた。8四半期ぶりに営業黒字となったANAホールディングスなどの空輸株も買われた。東証1部の93%で値を上げ、業種では海運、電気・ガス以外で高くなっている。
無担保コール翌日物金利 -0.020%
国債先物・22年3月限 150.65 (+0.08)
10年長期金利 0.175%(-0.005)