【米国】米PMI速報値が予想を上振れたことで、全般でドル買いが優勢
為替(2025年8月22日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 148.38(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1605(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 172.17(円)
ポンド円 GBP/JPY 199.01(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3412(米ドル)
8月21日のニューヨーク外国為替市場は、米購買担当者景気指数(予想:49.7、結果:53.3)や米中古住宅販売件数(予想:392万、結果:401万)が予想よりも強い内容だったことが分かると米10年債利回りが4.34%台まで上昇し全般でドル買いが優勢となった。ハマック米クリーブランド連銀総裁は「インフレを抑制するためには、適度に引き締め的な政策を維持することが重要」「現在のデータは9月利下げの論拠を示していない」と発言した。
米ドル円は、米購買担当者景気指数や中高住宅販売件数が予想よりも強い内容だったことが分かると、米長期金利の上昇とともに全般でドル買いが優勢となり24時過ぎには148.40円まで上値を伸ばし日通し高値を付けた。
ユーロドルは、欧州時間序盤には一時1.1662ドルまで上値を伸ばしていたものの、前日高値が目先のレジスタンスとして意識されると失速した。米PMI速報値や米住宅指標が予想よりも強い内容となり、米10年債利回りが上昇したことで、ドル買いが優勢となり24時台には1.1601ドルまで日通し安値を更新した。その後も戻りは限定的となった。
株式
NYダウ平均 USD 44,785.49 -152.81(-0.34%)
NASDAQ総合 USD 21,101.07 -69.12(-0.32%)
S&P 500 USD 6,370.18 -25.61(-0.40%)
株式市場は、ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を前に投資家の様子見ムードが強まる中で、持ち高調整目的の売りに押された。決算内容が嫌気されたウォルマートが大幅に下落し、相場の重しとなったことも相場の重しとなった。
債券・商品先物
米国債10年 4.328% (+0.035)
NY原油(WTI) USD/バレル 63.18 (+0.97%)
NY金(COMEX) USD/オンス 3,383.5 (-0.25%)
【日本】仏・独製造業PMIが市場予想を上回ったことで、ユーロ買いが優勢となった
為替(17時)
8月21日の東京外国為替市場は、22日のジャクソンホールでのパウエルFRB議長の発言を控えて様子見ムードが強く、全般で小幅なレンジ内での取引が続いた。15時以降になると、米10年債利回りが徐々に上昇し4.30%台を回復したことで、ドル買いが優勢となった。その後は、仏・独製造業PMIが市場予想を上回ったことで、ユーロ買いが優勢となった。
米ドル円は、22日にジャクソンホールで行われるパウエルFRB議長の講演を控えて20pips前後の小幅なレンジ内での上下に終始した。様子見ムードが広がる中で、15時以降は米10年債利回りが上昇したことを受けてドル買いが優勢となり、16時過ぎには147.53円まで買われた。
ユーロドルは、ドル円同様に小幅なレンジ内での上下の推移が続いた。15時以降は米10年債利回りが上昇したことでドル買いが優勢となり16時過ぎには1.1624ドルまで下押した。もっとも前日安値を前にして下げ渋ると買戻しが優勢となった。仏・独の製造業PMIが市場予想を上回ったことで、17時前には1.1661ドルまで上値を伸ばした。
ユーロ円は、ドル円と同様に様子見ムードが強く小幅なレンジ内での上下となった。15時前には171.80円までわずかに上値を伸ばしたが、すぐに売り戻された。欧州勢参入後は、仏・独製図業PMIが市場予想を上振れたことで、ユーロ買いが優勢となり172.07円まで上値を伸ばした。
債券
日本国債10年 1.611% (+0.046)
【市場主要イベント】
21日 仏 製造業購買担当者景気指数
独 製造業購買担当者景気指数
ユーロ 製造業購買担当者景気指数
英 製造業購買担当者景気指数
米 製造業購買担当者景気指数
22日 日 7月全国消費者物価指数
独 4-6月期国内総生産
米 パウエルFRB議長の発言