2022/02/16 7:43 JST投稿
【お知らせ】
AXIORY(アキシオリー)では、お客様の資産保護の目的からロシアのウクライナ侵攻の可能性の高まりを受け、日本時間の15日23時頃にロシア・ルーブル (RUB) の通貨ペア EUR/RUB 及び USD/RUB のレバレッジを、1:5に引き下げいたしました。詳細は、以下URLを参照ください。
https://www.axiory.com/jp/news/2022-02-15
【米国】
米ドル円(USDJPY) 115.63-115.63 (円)
ユーロ円(EURJPY) 131.32-131.32 (円)
ユーロ米ドル(EURUSD) 1.1357-1.1357 (米ドル)
ポンド円(GBPJPY) 156.51-156.52 (円)
ポンド米ドル(GBPUSD) 1.3535-1.3536 (米ドル)
2月15日のニューヨーク外国為替市場の主なトピックスは、ロシアがウクライナとの国境付近での軍事演習を終え軍の一部部隊が基地に帰還したとの発表を受け地政学リスクが後退した。さらに、プーチン露大統領は、ショルツ独首相との会談後の記者会見でさらに交渉を重ね、戦争を望まないと述べたこともプラスとなった。
1月卸売物価指数(PPI)前月比(結果:1.0%、予想:0.5%、前回:0.2%)が予想を大幅に上回る伸びとなり、供給網(サプライチェーン)の混乱が続いていることが示唆され、高インフレの可能性を示している。
その一方で、2月ニューヨーク連銀製造業景気指数(結果:3.1、予想:12.2、前回:-0.7)は前月より改善が見られるものの、予想を大幅に下回った。
米ドル・円(USDJPY)は、115円後半から前半に値を落とした。ウクライナ情勢の懸念が減少し、投資家のリスク回避の姿勢が和らいだ上、1月PPIが予想を大幅に上回り長期金利が2.05%に上昇し、前日の高値115.75円を超え、この日の高値115.87円まで買われた。その後、反動から売りが出て徐々に値を落とし、終値は115.61円となった。
ユーロ・米ドル(EURUSD)は、1.13ドル前半から後半に値を上げた。1月PPIの結果を受け、長期金利が上昇すると、この日の安値1.1300ドルまで値を下げた。その後、ウクライナでの侵攻リスクの和らぎが好感され欧州株が上昇すると、ユーロ買いに転じ、この日の高値1.1368ドルまで値を上げ、終値は1.1359ドルだった。
ユーロ・円(EURJPY)は、131円前半中心の取引となった。ウクライナ情勢が良好な状況に転じると、前日の高値131.39円を超え131.54円まで値を上げた。その後、小幅に売りが出て131.35円で終えた。
NYダウ平均 USD 34,988.84 +422.67 (+1.22%)
NASDAQ総合 USD 14,139.757 +348.838 (+2.52%)
S&P500 USD 4,471.07 +69.40(+1.58%)
2月15日の米株式市場のダウ工業株30種平均は、4日ぶりに前日の終値を上回った。ウクライナ情勢への懸念が弱まり、前日までの大幅な下落からの反動も出て幅広い銘柄が買われた。朝方に480ドル超、前日の終値を上回り、堅調に推移し3指数揃って上昇し終えている。
米国債10年 2.045(+0.049%)
NY原油(WTI) 1バレル=USD 92.07 -3.39(-3.55%)(3月渡し)
NY金(COMEX) 1オンス=USD 1,856.2 -13.20(-0.71%)(4月渡し)
【日本】ウクライナ情勢受けリスク回避強く
2月15日の東京外国為替市場は、ウクライナでの地政学リスクの高まりからリスク回避の動きが強まった。米長期金利が、やや低下したことも投資家心理に影響が大きく重しとなった。
米ドル・円は115円半ばから前半に値を落とした。朝方は株高を受け115円半ばの横ばいで推移していたが、株価の下落やウクライナ情勢への懸念からリスク回避のリスクオフの動きが出て値を下げた17時時点では115.34円となった。
ユーロ・円は、130円半ば中心での取引となった。ウクライナ情勢への懸念から様子見の姿勢が強まり、値動きがあまり出ず17時時点では130.48円だった。
ユーロ・米ドルは1.13ドル前半中心で取引された。朝方に大幅に下落し安値圏が意識され、買い戻しが入り小幅に値を上げた。欧州勢が参加後1.1328ドルまで買われたが、ウクライナ情勢が意識されると17時時点では1.1312ドルで取引された。
日経平均株価 26,865.19円 -214.40(-0.79%)
安値26,724.91円 - 高値 27,205.20円
東証出来高 1,343,90万株
東証売買代金 3兆0589.70億円
2月15日の日経平均株価は連日で前日の終値を下回った。開始直後は前日の大幅な下落を受けた反動から手頃な価格の株式が買われ値を上げた。しかし、ウクライナ情勢を受けたリスク回避の動きや米国の金融政策正常化に向けた早期の利上げ観測から、すぐに前日の終値を下回った。幅広い銘柄が売られ、マイナス圏に下落した後は徐々に値を下げ、14時過ぎに下げ幅を350円超まで拡げた。東証1部の56%の銘柄で値を下げ終えている。
無担保コール翌日物金利 -0.010%
国債先物・22年3月限 150.05 (-0.01)
10年長期金利 0.210%(-0.005)