2022/06/28 6:55 JST投稿
【米国】
為替（6月28日6時00分）
米ドル円（USDJPY） 135.46-135.48 （円）
ユーロ円（EURJPY） 143.33-143.37 （円）
ユーロ米ドル（EURUSD） 1.0581-1.0584 （米ドル）
ポンド円（GBPJPY） 166.12-166.17 （円）
ポンド米ドル（GBPUSD） 1.2264-1.2265 （米ドル）
6月27日のニューヨーク外国為替市場に影響を与えたのは、5月の米耐久財受注 （前月比、結果：0.7%、予想：0.1%、前回：0.4%）だ。市場予想を上回り、金利上昇や景気後退懸念が強まる中で、企業の設備投資が堅調なことを示している。国内総生産（GDP）算出に使用されるコア資本財の出荷は、2カ月連続で0.8%増となった。
米ドル・円（USDJPY）では、朝方は良好な米耐久財受注や堅調な株価から投資家心理が上向き、この日の高値135.55円まで値を上げた。その後は利益確定売りが入りこの日の安値134.52円まで売られた。その後は長期金利が3.219%に上昇し持ち直したことで、米ドル買いに転じ135.49円まで値を戻し終値は135.46円だった。
ユーロ・米ドル（EURUSD）は、朝方は良好な経済指標からドル買いが強まり値を下げた。しかし、欧州の長期金利の上昇や金の価格を決めるロンドンフィキシングに向けたユーロ買いも加わり、6月22日の高値1.0606ドルを超え1.0615ドルまで値を上げた。その後は、米長期金利が上昇すると値を下げ、終値は1.0584ドルとなった。
ユーロ・円（EURJPY）は、欧州の長期金利や株価の上昇から投資家心理が上向き、リスクオンのユーロ買いにつながった。堅調に値を上げ、ロンドンフィキシングに向けたユーロ買いも加わり、この日の高値143.48円まで値を上げた。その後は、小幅に値を下げ143.39円で終えている。
株式
NYダウ平均 USD 31,438.26 -62.42 （-0.19%）
NASDAQ総合 USD 11,524.551 -83.069 （-0.71%）
S&P500 USD 3,900.11 -11.63（-0.29%）
6月27日の米株式市場のダウ工業株30種平均は前日の終値を3日ぶりに値を下げた。米連邦準備理事会（FRB）の金融引き締めが景気後退につながるとの懸念から売りが強まる場面もあった。しかし、価格が安くなったタイミングで四半期末の機関投資家の投資の見直しによる買いが入り値を戻し下落幅を縮めた。
債券
米国債10年 3.204%（+0.08）
商品
NY原油（WTI） 1バレル＝USD 109.57 +1.95（+1.81%）（8月渡し）
NY金（COMEX） 1オンス＝USD 1,824.8 -5.50（-0.30%）（8月渡し）
【日本】ロシア国債デフォルトからリスク回避強まる
為替（17時）
6月27日の東京外国為替市場では、今週は月末の決済に向けた売買が集中しやすく、輸出企業の円買いが優勢だった。また、ロシア国債が1918年以来、約100年ぶりの債務不履行（デフォルト）となった影響から投資家心理にリスク回避の動きも出ている。
米ドル・円は、朝方にロシア国債の債務不履行を受けたリスク回避の円買いから、この日の安値134.52円を付けた。その後は、国内輸入企業の決済に向けた買いが入り値を上げたが、値を上げづらい状況だった。しかし、欧州勢が参加し、米長期金利が上昇すると円売りに転じ17時時点で135.07円となった。
ユーロ・円は、朝方にロシア国債の債務不履行からリスク回避の円買いが高まり、この日の安値を付けた。その後は徐々に投資家心理が上向きユーロが買われると、この日の高値143.05円まで値を上げた。17時時点では143.01円で取引されている。
ユーロ・米ドルは、朝方のリスク回避の動きから徐々に値を下げ、この日の安値1.0550ドルまで値を下げた。しかし、欧州勢が参加すると持ち直し17時時点では1.0588ドルだった。
債券
国債先物・22年9月限 148.52 （-0.25）
10年長期金利 0.230%（+0.010）