日銀の利上げペース加速への思惑が高まったことで、円買いが先行した

【米国】米10年債利回りの推移に合わせて、ドルの売買が交錯した

為替(2026年9月9日  6時00分)
米ドル円          USD/JPY   154.00(円)
ユーロ米ドル   EUR/USD  1.1623(米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   178.99(円)
ポンド円          GBP/JPY   208.51(円)
ポンド米ドル   GBP/USD  1.3539(米ドル)

 
9月8日のニューヨーク外国為替市場は、4.80%台まで上昇していた米10年債利回りが4.76%台まで急落したことでドル売りが先行したものの、その後は米10年債利回りが下げ幅を縮小したことでドルが買い戻されるなど、全般で大きな方向感は出にくかった
 
米ドル円は、やや売りが先行したもののGPIFによる基本ポートフォリオ変更に対する過度な警戒感が後退したほか、日銀による利上げペース加速への思惑も和らいだことで、下値も支えられ154.10円前後でもみ合った。午前4時前には153.45円まで下押したものの一時的だった。
 
ユーロドルは、米10年債利回りが4.76%まで下落したことを受けて、ドル売りが優勢となると24時過ぎには1.1634ドルまで上値を伸ばした。もっとも積極的に買い進める展開とはならず、1.1625ドル前後での揉みあいとなった。
 
株式
NYダウ平均       USD   52,786.06                      -628.180(-1.17%)
NASDAQ総合    USD   26,423.69                          -83.30(-0.31%)
S&P 500             USD    7,673.51                          -45.09(-0.58%)

株式市場は、イエメンの親イラン武装組織フーシ派がサウジアラビアのエネルギー施設などを攻撃したとの報道が伝わると、中東情勢の悪化を懸念し投資家心理が悪化した。原油先物価格は上昇し、全般で売りが優勢となった。
 
債券・商品先物
米国債10年                             4.790%         (+0.006)
NY原油(WTI)     USD/バレル   94.67            (+1.58%)
NY金(COMEX)  USD/オンス   4,400.0         (-1.16%)
 

【日本】日銀の利上げペース加速観測を背景に、全般で円買いが優勢となった

 
為替(17時)
9月8日の東京外国為替市場は、日銀の利上げ加速観測を背景に、全般で円買いが先行した。ただ、上野厚労相からGPIF運用について「3月には見直し必要ないと判断」との発言が伝わると、徐々に円の売り戻しが優勢となった。日経平均株価は上昇して始まったものの、引けにかけてはマイナス圏に沈んだ。
 
米ドル円は、日銀の利上げ観測が高まっていることを受けて円買いが先行し、11時台には152.88円まで急落した。ただ、その後は上野厚労相によるGPIF運用についての発言が伝わったこともあり、徐々に買戻しが優勢となった。時間外の米10年債利回りが上昇したことも支えとなり、16時台には153.97円まで買い戻された。
 
ユーロドルは、ドル円でのドル売りの影響を受け1.1634ドルまで値を上げるも一時的となった。15時過ぎには1.1635まで上昇しわずかに上値を更新したが買いは続かず、その後は一転して売りが優勢となり1.1610ドルまで下値を拡大した。
 
ユーロ円は、全般で円買いが優勢となっている流れに沿って、177.85円まで下値を拡大し昨年11月以来の安値を記録した。その後はドル円が持ち直していることを受けて、買戻しが優勢となり、15時台には178.89円まで下げ幅を縮小した。
 
債券
日本国債10年   2.901%     (-0.014%)
 

【市場主要イベント】
9日   中   8月消費者物価指数
10日 ユーロ 欧州中央銀行政策金利
11日 英   7月月次国内総生産
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