7:21 JST投稿
【米国】
為替(9月6日6時00分)
米ドル円(USDJPY) 140.56-140.63 (円)
ユーロ円(EURJPY) 139.49-139.65 (円)
ユーロ米ドル(EURUSD) 0.9929-0.9933 (米ドル)
ポンド円(GBPJPY) 161.85-162.01 (円)
ポンド米ドル(GBPUSD) 1.1514-1.1520 (米ドル)
9月5日のニューヨーク外国為替市場はレイバーデーの祝日により株式や債券の市場が休場となり大きな動きは出にくい状況だった。その一方で、ロシアとドイツをつなぐ天然ガス供給パイプライン「ノルドストリーム1」の停止に端を発した欧州のエネルギー供給への懸念からユーロ安が続き、対ドルで終日、等価割れの取引となった。
ユーロ・米ドル(EURUSD)は、休日の影響から大きな動きはなかったものの、欧州でのエネルギー供給危機への懸念から等価割れの状況が続いている。東京時間に約20年ぶりの安値0.9878ドルを付けていたが、安値圏が意識され買い戻され小幅に値を上げ終値は0.9929ドルだった。
ユーロ・円(EURJPY)は、日本時間の安値138.69円まで値を下げた反動から欧州時間に買戻しが入り、この日の高値139.64円まで値を戻した。その後は、祝日の影響で大きな動きは出ず、終値は139.61円となった。
米ドル・円(USDJPY)は、先週末の約24年ぶりの高値140.80円が上値抵抗線(レジスタンス)として意識されるも、祝日の影響で値動きは小幅にとどまった。朝方にこの日の高値140.66円を付けると140.49円付近まで値を下げた後は、再び小幅に値を上げ終値は140.60円だった。
*株式等はレイバーデーの祝日により休場
【日本】堅調な米ドルに対し、ユーロは20年ぶりの安値更新
為替(17時)
9月5日の東京外国為替市場では、日米の金融政策の違いから米ドルは堅調である一方で、エネルギー供給危機への懸念からユーロ売りが進み約20年ぶりの安値を更新した。
また、ポンドは対ドルで、次期英首相の最有力候補が掲げるトラス外相の減税計画が高インフレの促進につながるとの懸念からポンドが売られた。一時、1.1461ドルと2020年3月以来の安値を更新している。
米ドル・円は、朝方は国内輸入企業の決済に向けた米ドル買いから上昇し140.51ドルまで値を上げた。その後は利益確定売りに押され140.19円まで値を下げたが、日米金融政策の違いが意識されると、再び徐々に値を上げ、この日の高値140.60円を付け、17時時点では140.57円となった。
ユーロ・米ドルは、ロシアから欧州への天然ガス供給のパイプライン「ノルドストリーム」の停止の継続から欧州のエネルギー供給危機への懸念が強まり2002年12月以来、約20年ぶりの安値0.9878ドルに低下した。この価格は、欧州勢参加直後に付けたもので、その後は安値が意識され買い戻しが入り17時時点では0.9911ドルとなった。
ユーロ・円は、朝方に国内輸入企業の決済に向けた買いが入り139.34円まで値を上げた。その後は、エネルギー供給への不安から投資家心理が冷え込み徐々に値を下げ、この日の安値138.69円を付けた。しかし、欧州勢参加後に買い戻され17時時点では139.31円で取引されている。
債券
国債先物・22年9月限 149.53 (+0.26)
10年長期金利 0.230%(-0.005)